レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、2019年のフェラーリのF1エンジンの不正行為疑惑についての議論に関与することには“あまり興味がない”と語る。フェラーリが2019年のF1エンジンをどのように作動させていたかについてFIA(国際自動車連盟)とフェラーリが“秘密な和解”に達した後、FIAがフェラーリ不当なことをしているという疑念を裏付ける十分な証拠を見つけることができなかったと発表したことで、過去数週間でこの話題は論争となっている。
FIAのスタンスはフェラーリのライバルチームを怒らせ、フェラーリのF1エンジンを搭載しない7チームが共同声明を発表して、この問題に関する完全な開示を要求た。だが、メルセデスはその後、この同盟から撤退したと報じられている。F1オーストラリアGPの木曜日に行われたメディアデーでこの問題について質問されたマックス・フェルスタッペンは、「あまり興味はない。チームに任せている」とコメント。「すべての人にとって、平等な競技の場を持つことが重要だと思う。それが私たち全員が望んでいることだ。それだけです」「過去にFIAは正しい決定を下してきたと思うので、チームとFIAがどのような答えを出すか見てみよう」昨年のF1アメリカGPで、マックス・フェルスタッペンはオースティンでのフェラーリの突然のパフォーマンス不足は、週末の前夜に発行された燃料流量規則に関する技術指令によって説明できると示唆していた。最初の疑惑を提起した人物だったにも関わらず、マックス・フェルスタッペンは、自分の発言が正しかったことが証明されたとは感じないとし、「チームに任せたい」と強調。「それらの事柄に時間をさかのぼりたくない」と付け加えた。また、マックス・フェルスタッペンは、F1オーストラリアGPの中止、バーレーン、中国、ベトナムでのレースの延期するという決断に至った新型コロナウイルスの世界的な流行についても意見を述べた。「もちろん、現時点で起こっていることは素晴らしいことではない」とマックス・フェルスタッペンは語る。「とにかくガイドラインに従うようにしている。僕は医者ではないので、そのようなものをどう扱うかはよくわからないし、人々が僕に言っていることに従うだけだ。それが現時点でできることだと思う」「個人的には考えすぎないようにしている。もちろん、すべてがうまくいくことを望んでいるが、政府が何を決定するかによって異なる。それを待つ必要がある」