レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、2019年の一番の収穫はホンダのF1エンジンの信頼性だと語る。今年、レッドブルはホンダのF1エンジンを搭載。近年、特にエンジンの信頼性が課題だったレッドブルだが、ホンダのF1エンジンの故障によるリタイアはなかった。
また、マックス・フェルスタッペンが3勝、9回の表彰台、3回の予選トップタイム、3回のファステストラップを獲得するなど、ホンダのF1エンジンはパフォーマンス面でも向上を果たした。「僕にとって重要だったのは信頼性のあるエンジンを手に入れることができことた」とマックス・フェルスタッペンは語る。「シーズンを通して信頼性があったし、ホンダの問題でリタイアしなかったのは非常にポジティブなことだと思う。過去には信頼性問題によって多くのポイントを失ってきた。マシンとエンジンの両方でね。僕たちは両方の側面を改善したと思う。最終的にワールドチャンピオンのために戦いたければ、そのようなことでリタイアすることはできない」「序盤はホンダがシーズンを通して何をもたらすかについて常に憶測がつきまとっていたけど、彼らは本当に大きな改善を果たしたと思う」「以前(ルノー)に比べて非常に重要だったのは信頼性だ。今年、ホンダの問題でリタイアすることはなかった。ワールドチャンピオンを戦いたいのであれば、それが必要だ。だから、彼らの働き方にとても感銘を受けている」「重要なのは信頼性だ。そこは一年を通して非常に強力だったし、エンジン自体の進歩も進んでいる。すべてがうまくいっている。メルセデスに非常に近づいている。ホンダF1は全力で仕事をしているし、最後の2つのエンジン仕様で行った改善は大きかった」「それは良いことだし、来年の基礎になると言える。僕たちはシーズンを通して多くのことを学び、来シーズンに向けてポジティブなスタートを切ることができると確信している」それでも、ホンダのF1テクニカルディレクターを務める田辺豊治は、まだ信頼性に取り組む必要があると念を押す。それでも、田辺豊治は信頼性に取り組む必要があるという事実を隠すほどではないと語る。「日曜日のレースでマシンを止めなければならないような故障は発生しませんでした」と田辺豊治は語る。「それは我々にとって良いことでした。しかし、アブダビでのフェルスタッペンの状況のように、ストップこそしなかったものの、まだ改善すべき領域があります。また、実際にはいくつかの問題がありました。ですから、レースの週末のすべてをクリーンアップする必要があります」「来年については今年の勢いを維持し、さらに勝ちにこだわって結果を重ねる年にしていきたいと思っています。そしてそのためには、もっともっと自分たちの仕事を厳しく見つめ直していかなくてはなりません」