レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、ホンダF1の作業慣行と細部へのこだわりを称賛。一例として“配線とステッカー”の正確さを挙げた。マックス・フェルスタッペンが所属するレッドブルは、ルノーとの13年間のパートナーシップを終え、今年からホンダF1とタッグを結成。フェルスタッペンはルノーのF1エンジンのパワー不足と信頼性の低さにフラストレーションを抱えていた。
ホンダのF1エンジンは序盤はライバルに対してパワーが不足していたが、シーズンを通して改善し、フェルスタッペンは3勝、2回のポールポジションを獲得した。また、ホンダのF1エンジンはレッドブルと優れた信頼性を発揮した。マックス・フェルスタッペンは、コース上の結果だけでなく、仕事のやり方についてもホンダF1の影響に満足していると語る。「とてもうまくいったと思う」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「序盤は彼らがシーズンを通して何をもたらすかについて常に憶測がつきまとっていたけど、彼らは本当に大きな改善を果たしたと思う」「以前(ルノー)に比べて非常に重要だったのは信頼性だ。今年、ホンダの問題でリタイアすることはなかった。ワールドチャンピオンを戦いたいのであれば、それが必要だ。だから、彼らの働き方にとても感銘を受けている」「彼らは言葉ではあまり多くを語らないけど、自分たちのやるべきことに集中する人たちなので、彼らと仕事をするのが大好きだ。それはまさに僕と同じだ!」「彼らと一緒に仕事をするの本当に楽しい。彼らはとてもプロフェッショナルだ」「ワイヤをエンジンに接続する方法が凄い。エンジンとワイヤを接続するためのステッカーが他のステッカーとぴったりと一致していて、次のものに接続される。些細なことだけど、僕にとってはとても重要だ。詳細、細部へのこだわり、必要なものがそこにはある」ホンダはシーズンを通して4つのエンジンスペックを投入。パフォーマンス面でフェラーリとメルセデスに追いつくためにライバルよりも1つ多いアップグレードとなった。それによってエンジン基数制限を超えてグリッドペナルティを科せられることになったが、マックス・フェルスタッペンはホンダがいかに進歩を果たしたかを考えれば、価値のあることだったと語る。「特にスペック4は進歩を果たした。それが大きな一歩となることはわかっていた。僕はずっと『もう使えるよね?』と尋ね続けていたよ。良い前進だった」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「彼らはとにかく改善をもたらすために非常に懸命にプッシュしているし、そこに制限はない。彼らはそれのためにあらゆる手を尽くしている」マックス・フェルスタッペンは、2019年にV6ターボハイブリッド時代のレッドブルのドライバーとしては最多となる3回の予選ベストタイムを記録。レッドブル・ホンダは、2020年にF1タイトルを争うことができると期待されている。レッドブルとホンダは上位チームとの差を縮めており、マックス・フェルスタッペンは、2人のフェラーリドライバーを上回ってF1でのベストリザルトとなるランキング3位でシーズンを終えたが、“常にもっと良くなりたい”“決して満足することはない”と語る。シーズン後半のレッドブル・ホンダのライバルと比較したパフォーマンスについてマックス・フェルスタッペンは「予選はトラックレイアウトに少し依存すると思う」とコメント。「週末ごとに3つのチーム間のパフォーマンスは拮抗しているけど、少しシャッフルされていた」「僕たちは良い位置につけているけど、もちろん、常にもっと欲しいんでいる。だから、まだやるべきことがたくさんある」