レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、F1の若い世代のドライバーがすでにルイス・ハミルトンの後を継いで“退屈”な支配を終わらせられることを望んでいる。マックス・フェルスタッペンとフェラーリのシャルル・ルクレールは、F1の将来を担うドライバーとして期待がかけられている。だが、マックス・フェルスタッペンは、それにはまずF1の勢力図を変えるためにメルセデスの優位性を終わらせる必要があると主張する。
「若い選手たちが今すぐに台頭することがF1にとって良いことだと思うし、すぐに後を継げることを願っている」とマックス・フェルスタッペンは個人スポンサー契約を結んだCarNext.comのイベントで語った。「ルイスの勝利を見るのはちょっと退屈だ。だから、それを変えてみなければならない。彼は年をとっているので、どこかの時点でそれがストップするのは確かだろう」「正直なところ、とにかくそれはチームに依存する。ルイスに依存するわけではないと思う」「メルセデスが本当に支配的なマシンを作り続けていけば、彼は必ず勝つだろう。だから、僕たちは彼らに勝つことができるチームであることを確実にしなければならない」「僕たちは正しい道を進んでいると思う。メルセデスやルノーと比較したホンダのエンジン出力を見れば、僕たちはメルセデスに非常に近いので、来年は非常に有望だ」マックス・フェルスタッペンとルイス・ハミルトンは常にわだかまりを捨てているわけではない。F1メキシコGPで接触したルイス・ハミルトンは、フェルスタッペンの攻撃的な振る舞いを考慮して、ホイール・トゥ・ホイールのバトルでは他のドライバーよりも多くのマージンを与えていると非難した。マックス・フェルスタッペンは、そのコメントを“無礼”だとやり返したが、二人はF1アメリカGP後に話し合いの場をもってわだかまりを解消している。「僕たちはグリッドで話し合った」とマックス・フェルスタッペンは語る。「もちろん、ルイスのことは尊敬しているけどが、僕たちはハードレーサーでもあるし、少し厳しくいくこともある。でも、僕たちは話し合ったし、すべていい感じだ」だが、フェラーリに対するマックス・フェルスタッペンの発言はそうはいかなかった。フェラーリの不正行為を公然と批判したフェルスタッペンの発言にフェラーリのF1チーム代表マッティア・ビノットを激怒させ、ビノットはレッドブルのホスピタリティを訪れて、法的措置を警告した。「非常にデリケートなテーマなので、もうそこには関わらないようにするつもりだ」とマックス・フェルスタッペンは語った。「先に進み、すべてを忘れてブラジルに集中したい」