レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、F1メキシコGPの予選でポールポジションを獲得。“信じられない”と語った。下馬評ではフェラーリが圧倒的に有利とされていた。初日のフリー走行ではセバスチャン・ベッテルがトップタイムを記録し、2番手のフェルスタッペンは“フェラーリは速すぎる”“ポールを争うことができるとは思っていない”と諦めムードだった。
午前中のフリー走行3回目でもフェラーリがトップタイムをマークして午後の予選を迎えた。予選Q1ではマックス・フェルスタッペンがトップ通過。2番手にもアレクサンダー・アルボンが続き、レッドブル・ホンダが突然速さをみせる。Q2をミディアムタイヤで通過したマックス・フェルスタッペンは、Q3の1回目のアタックで1分14秒910を記録してトップに立つ。2番手のシャルル・ルクレールとの差は0.114秒差、3番手のセバスチャン・ベッテルとの差は0260秒差だった。迎えた最終アタック。メルセデスのバルテリ・ボッタスが最終コーナーでクラッシュ。ダブルイエローが振られて後続のマシンはタイムを更新することができず、マックス・フェルスタッペンの今季2度目のポール獲得が決まった。「おもしろい一日だった。でも、最後に最速なんて信じられない」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「過去数戦のフェラーリはストレートでとても速かったけど、チームのおかげてカムバックしてポールポジションを獲得することができた。僕たちは諦めないし、懸命に作業を続けて、いつもベストを引き出そうとしている。今日は僕たちがとても速いことを示すことができた」ポールポジションを獲得できると思っていたかと質問されたマックス・フェルスタッペンは「いつも密かにそう願っているものだ。プッシュし続けて、クルマの正しいバランスを見出そうとしている。それが僕たちがQ3でやったことだし、すべてがまとまった。すぐに感触はよかった」決勝についてマックス・フェルスタッペンは「2番手ではなく、1番手からスタートするので少し異なるだろうけど、全力を尽くすつもりだ。僕たちにはレースで良いクルマがある。スタートでポジションを失うかどうかは大きな問題ではないはずだ」と語った。