レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、今週末のF1ロシアGPでエンジン交換による5グリッド降格ペナルティを科せられるが、それでもまだ強力な結果を出せると強気だ。ホンダは、ホームグランプリとなる次戦日本GPを新しいエンジンで戦うために、今週末のF1ロシアGPで4台のマシンに新品のスペック4エンジンを投入して戦略的にグリッド降格ペナルティを受けることを選択した。
このエンジン交換により、マックス・フェルスタッペン、アレクサンダー・アルボン、ピエール・ガスリーは5グリッド降格、エンジン以外のコンポーネントを交換するダニール・クビアトは15グリッド以上の降格ペナルティとなるため、後方グリッドからスタートすることが確定している。だが、マックス・フェルスタッペンは、エンジンペナルティがF1ロシアGPの結果に影響を与えることはないと考えている。昨年のF1ロシアGPで19番グリッドからスタートして5位でフィニッシュしているマックス・フェルスタッペンは「昨年、僕たちは後方からスタートした。ここはオーバーテイクは大きな大きな問題とは思わなかった」とコメント。「今年はミッドフィールドのチームがもう少し競争力があるかもしれないけど、大丈夫だろう。上位勢に対しては少しタイムを失うかもしれないけど、現実的に言えば、いずれにしろ予選では4番手か5番手だと思うし、いずれにしろ大きな違いはない」「ここでグリッド降格が僕たちを大きく傷つけるとは思わない。グリッドの後方ではなく、たった5グリッドだ。僕たちがそれを実施したのはそれが理由だと思う」先週末のF1シンガポールGPでは予想に反して苦戦を強いられたレッドブル・ホンダだが、モータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、シミュレーターのミスによってセッティングを間違えたことを示唆している。マックス・フェルスタッペンもシミュレーターが問題だったことを認める。「僕たちは前の年とは異なる方向に進んだし、望んでいたことはうまくいかなかった」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「おそらくシミュレーターでの小さなことで、もっとうまくやれていたかもしれない」「シミュレータは僕たちをかなり助けてくれていたと思うけど、うまくいかない週末になる可能性がある。残念ながら、シンガポールがそうだった。でも、来年にむけて改善できるかどうかを確認するためにすべてを調査している」F1シンガポールGP終了時点で、マックス・フェルスタッペンは、ドライバーズ選手権で同ポイントではあるがシャルル・ルクレールに抜かれて4位となっている。