元F1ドライバーのマーティン・ブランドルは、シャルル・ルクレールとの接触にペナルティを科さずにマックス・フェルスタッペンの勝利を確定させたスチュワードの裁定を支持。“常識とF1にとっての勝利”だと語った。マックス・フェルスタッペンがスタートで出遅れ、7番手からオーバーテイクを重ねて優勝した今年のF1オーストリアGPは近年で最高のレースだと称されている。
だが、残り3周でシャルル・ルクレールを抜く際に両者は接触。レース後、3時間に及ぶ審議の後、スチュワードはこの件を“レーシングインシデント”と処理してマックス・フェルスタッペンの勝利が確定した。マーティン・ブランドルは「スチュワードがターン3の追い越しとマックス・フェルスタッペンとシャルル・レクレックとの間の接触を見直した後、『さらなるアクソションはない』と宣言したことを非常に安心している」 とマーティン・ブランドは Sky F1 のコラムで語った。「常識とF1にとっての勝利だった」「フェラーリには、今シーズンこれまで3レースで優勝できたかもしれないと感じているが、まだ彼らは勝利のシャンパンを味わうことはできていない。フェラーリは3回のレースで2回をスチュワードから調査で失っている。それは明らかに彼らとサポーターを失望させたが、最終的に彼らはスポーツのために真のレーサーのように語った」「彼らに敬意を表し、彼らが次に勝つとき、特にルクレールが初勝利を得るときにはさらに激しく歓声を上げるだろう。情けは人のためならずだ」「スチュワードの裁定のニュースを待って空港に向かっている間、次回どうやって信念と誠実さを保ちながらグリッド上でカメラの前に立つことができるだろうかと疑問に思った。もし、ペナルティが適用され、フェルスタッペンの素晴らしい勝利を否定されていたら、事実上『どこにも行かないで貴重な週末の数時間を我々にください。この素晴らしいレースを我々と一緒に見なければならない』と言っていただろう」「私の心は、2006年以来の優勝となったホンダや、グリッドの20%を担当し、会場も提供するレッドブルのディートリッヒ・マテシッツを私の心のどこに置けばいいかわからなかっただろう。彼らは2021年以降のF1参戦を検討しているからね」関連:ホンダF1ファンを痺れさせた『エンジンモード11 ポジション5』