マックス・フェルスタッペンのマネジメントは、レッドブルとフェルスタッペンとの契約にパフォーマンス条項が存在することを改めて明らかにし、メルセデス移籍説が再熱している。スペイン紙 Marca は、今シーズンの夏休みまでに勝利を収められなければ、マックス・フェルスタッペンは契約を早期に解消する交渉ができると報道。他の報道では、レッドブルはフェルスタッペンを確保しておくためにはトップ3でシーズンを終える必要があるとしている。
F1で5年目のマックス・フェルスタッペンは、ここまでのキャリアで5勝しか挙げられておらず、ルイス・ハミルトンやセバスチャン・ベッテルのキャリアの同じ段階ほど勝利を挙げることができていない。メルセデスは、バルテリ・ボッタスとの契約が今シーズン限りとなっており、マックス・フェルスタッペン獲得の可能性が報じられている。メルセデスは、過去に2度、マックス・フェルスタッペンの獲得を狙っている。2014年には育成契約を結ぼうとしたが、トロロッソでのF1デビューを保証したレッドブルに奪われた。また、以前のレッドブルとの契約が満了する2017年にも獲得を試みたが、フェルスタッペンは2020年までレッドブルとの契約を更新している。レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、すでにマックス・フェルスタッペンとの契約にパフォーマンス条項が存在することを公にしており、メルセデスにフェルスタッペンを奪われることを懸念している。そして、マックス・フェルスタッペンのマネージャーを務めるレイモンド・フェルミューレンも契約内に徐行が存在することを認め、メルセデス移籍の噂を加速させている。「契約に履行徐行があることは認める。だが、その内容についてさらに説明するつもりはない。レッドブルとフェルスタッペンは契約に含まれている内容を正確に知って言える」とレイモンド・フェルミューレンは語った。だが、レイモンド・フェルミューレンは、たとえ、その条項がアクティブになったとしても、マックス・フェルスタッペン側がそれを行使しない可能性もあると語る。「我々はレッドブルとワールドチャンピオンになりたいと思っている。史上最年少ワールドチャンピオンになるという計画を立てて2015年にレッドブルとの関係を開始した。我々はその計画を継続したいと思っている」「来年だけでなく、その翌年のことも心配している。レッドブルはどうなるか?ホンダはどうなるか?すべての要素が重要だ」