レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、F1バーレーンGPでのマシンには“一発の速さがなかった”とし、決勝は“生き残っただけ”のレースだと感じていると語った。マックス・フェルスタッペンはF1バーレーンGPを4位でフィニッシュ。シャルル・ルクレール(フェラーリ)のトラブルによって2戦連続で表彰台の可能性があったが、セーフティカーによってそのチャンスは阻まれた。
しかし、マックス・フェルスタッペンは、レッドブル・ホンダ RB15にはペースが欠けており、表彰台は“相応しくなかった”のであまりがっかりはしていないと語る。予選ではマックス・フェルスタッペンとピエール・ガスリーともにマシンに満足していないと述べていた。レースではマシンは良くなっていたかと質問されたマックス・フェルスタッペンは「いいや、まったく良くなっていなかった。オーバーステアが酷かった」とコメント。「良さそうだと感じていたシングルラップのペースはなかった。とにかく生き残って、すべてのスティントを終えて完走するだけのレースだった」開幕戦では優勝したバルテリ・ボッタスの22秒後方の3位でフィニッシュしていたマックス・フェルスタッペンだったが、バーレーンではトップを走行していたフェラーリのシャルル・ルクレールが残り10周でシリンダー問題に見舞われる前の時点で、すでに30秒以上の差をつけられていた。「予選にむけて行われたセットアップの変更は間違った方向だったし、そのあとに変更することはできないので、レースでも良くなかった」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「とにかくグリップに苦労していたし、スライドが多かったので、最後までタイヤを管理していた」第2戦を終え、マックス・フェルスタッペンは、ドライバーズ選手権で首位のバルテリ・ボッタスから17ポイント差の3位につけている。「予想よりも多くのポイントを獲得できた。その点では僕たちは結果を最大化できたと思う」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「ただ我々はもっとうまくやらなければならない。チャンピオンシップは長いし、今は厳しい時間を過ごしている」「あまりに多くのポイントを落とさないようにしなければならない。まだ何も起こってはいない。でも、僕たちは改善しなければならない」マックス・フェルスタッペンは、日曜日の夕方に吹いた強風は“間違いなく助けにはならなかった”が、それによって悪化したかどうかはわからないと語っているが、レッドブル・レーシングのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、風が要因だったと確信しているようだ。「風が我々に悪影響を与えたと思う」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「それが他のチームよりも大きかったか、小さかったかはわからないが、我々にはかなりの影響を与えていたように思う」「とにかく我々は予選でもレースでもタイヤを最大限に引き出すことができなかった。ドライバーはクルマから最大限を引き出すために良い仕事をした。だが、彼らのコメントを聞くときと、現時点ではクルマの実力を発揮できる満足のいくウインドウには入っていない」F1バルセロナテストやメルボルンでの開幕戦からそのヒントがあったかと質問されたクリスチャン・ホーナーは「はっきりとした兆候を得ている」とコメント。「もちろん、バルセロナは1カ月前だ。より多くのデータ、より多くの情報があり、今後数カ月で前進させるためにそれをいかに使うかが重要であり、発展していくのは明らかだ」