レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、ホンダは約束した“すべて”をF1エンジンに反映させていると語る。F1バルセロナテストでホンダとの新たなパートナーシップを開始したレッドブル・レーシングは、2週間にわたるF1プレシーズンテストで有望なパフォーマンスを発揮。特にホンダのF1エンジンに信頼性の懸念はほぼ見られなかった。
唯一、ピエール・ガスリーの2度のクラッシュによってレッドブル・ホンダは走行距離を失うことになったが、レッドブルもホンダも初期のパフォーマンスと信頼性に満足感を示している。ホンダとの現場での作業はプレシーズンに望んでいたものと比較してどうだったかと質問されたマックス・フェルスタッペンは「彼らは約束していたすべてのことをもたらしてくれた。それについては満足している」と Autosport にコメント。「過去数年とは違っている。彼らは非常にオープンで正直だ。彼らが言ったことを実現している。それはフェアなことだ」マックス・フェルスタッペンは、ルノーとホンダの新しいF1エンジンとの違いを“すぐ”に一貫したと語り、周りが抱いていた大きな疑問符は払拭されたと自信をみせる。「走り方、スロットルへの反応、ダウンシフトやアップシフトの感覚など、完全に異なるエンジンだ。異なる世界だ」とマックス・フェルスタッペンはコメント。5回のグランプリウィナーであるマックス・フェルスタッペンは、昨シーズンのルノーのF1エンジンの信頼性とドライバビリティに批判的であり、チームの無線でも欲求不満を何度も表明していた。「これまでのところ、ホンダのF1エンジンのドライバビリティは非常に優れている。とてもスムーズに機能している」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「もちろん、僕にはルノーエンジンの経験があるし、今はホンダエンジンを経験している。昨年もすべてがマイナスというではなかったので、両方のポジティブな部分を抜き出していこうと思っている。そこから学び、意見を共有したい」「彼らもそこに取り組もうとしているし、僕たちも改善することができるかもしれないと思っているアイデアを与えている。そんな感じで本当にうまくいっていると思う」レッドブル・レーシングは、ルノーのカスタマー時代にダイナモでの時間を得らないことに不満を述べていた。レッドブルはルノーのワークスチームとは異なるエクソンモービルの燃料を使用しており、BP/カストロールを使用するルノーはテストベンチでの開発のためにレッドブルのために時間を分割する必要があった。マックス・フェルスタッペンは、ホンダが当初の目標を達成することができたことで、今後の開発計画に対する自信も高まったと語る。「彼らはダイナモではるかに多くを走っている。以前の我々よりもずっと多くの距離をね。ポジティブな一歩だ」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「基本的に制限はない。彼らはすでにシーズンに向けて勝つために全力を尽くしている」