ルイス・ハミルトンとセバスチャン・ベッテルは、レッドブルとホンダが2019年のFf1世界選手権でマックス・フェルスタッペンに競争力のあるクルマを与えることになれば、タイトル争いに絡んでくることになると考えている。前半戦はトラブルなどに悩まされたマックス・フェルスタッペンだったが、後半戦はルイス・ハミルトンに次ぐポイント数を獲得。二人のワールドチャンピオンもマックス・フェルスタッペンの実力を認めている。
ルイス・ハミルトンは「マックスは一年を通してとてもいい走りをしていたし、一環性を示していた。何度も何度も僕たちと戦っていた」とコメント。「彼のチームが仕事をして、僕たちともっと競争することができるプラットフォームを提供することになれば、もちろん、彼は戦いのなかにいることになるだろう」セバスチャン・ベッテルもマックス・フェルスタッペンがチャレンジャーになると予想している。「彼にはすべての材料が揃っている。どのような資質をもったドライバーは数人いると思うし、マックスは間違いなくその一人だ。そうだね、僕たちはそれを見てきたと思う」「自分がいた時代でも覚えているけど、シーズンを通して競争力のあるパッケージを持つことが重要だし、レッドブルがとても強いのは間違いない。彼らはシーズンを通してどの他のどのチームよりも多くのパフォーマンスをクルマにもたらしているし、それによって非常に競争力をつけている。特にタイヤの使い方などでね」マックス・フェルスタッペンの鍵を握るのは、来年のレッドブル RB15に競争力があるかどうかだ。レッドブルは、12年間に及んだルノーとのパートナーシップを解消し、ホンダのワークスパートナーとしてマシンの開発を進めている。また、近年ではエイドリアン・ニューウェイがマシン開発の第一線に復帰。あとはホンダがどれだけパワフルで信頼性の高いエンジンを生み出せるかにかかっている。マックス・フェルスタッペンは、ホンダとの新たなパートナーシップが長期的なコラボレーションになることを望んでいると語る。「長期的なコラボレーションになることを願っている。すべてが一気にスムーズに進むとは思っていないし、それを期待することはできないと思う。僕は常に集中しているけど、プロジェクトを信じることも必要だし、忍耐強くなければならない」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「シーズン開幕で実際にチャンピオンシップを争えるとは思っていないけど、とにかく今年より少しでも良くなれば、僕たちはライバルに近づけるはずだし、一貫性のあるシーズンを過ごせるとはだ。それはすでにチャンピオンシップとしては改善だ。必ずしも最高のクルマが報われるわけではない」