レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは、グリッド降格ペナルティの追加によってF1ロシアGPの決勝レースを暫定で最後尾グリッドからスタートすることになった。レッドブル・レーシングは、F1ロシアGPの週末に先駆けてルノーのF1エンジンを“スペックB”に戻すことを含めてパワーユニットのコンポーネントを交換。15グリッド以上のグリッド降格ペナルティを科せられていた。
競技規約の23.3では「ドライバーが15グリッドを超えるペナルティを受けた場合、スタートグリッドの後方からレースを開始することが求められる。2人以上のドライバーがこのようなペナルティを受けた場合、違反行為を犯した順番でグリッド後方に配置される」と記されている。フリー走行前に複数名が15グリッド以上のペナルティを受けた場合、“違反行為を犯した順番”はフリー走行1回目にコースに出た順番が適用され、マックス・フェルスタッペンは金曜日の時点では17番グリッドとなっていた。その後、レッドブル・レーシングは土曜日のフリー走行3回目の後に2台のギアボックスを交換して5グリッド降格ペナルティを科せられて19番グリッドに降格。そして、土曜日の予選Q1でセルゲイ・シロトキン(ウィリアムズ)がスピンを喫してセクター2にイエローフラッグが提示された際にそれを無視したとして3グリッド降格ペナルティが科せられ、暫定で最後尾グリッドからスタートすることになった。さらにマックス・フェルスタッペンには2点のペナルティポイントが加算された。12ヶ月間有効なペナルティポイントは累積で7点となった。12ヶ月以内にペナルティポイントが累積12点に到達するとドライバーは1レースの出場停止となる。
全文を読む