レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは、2019年にホンダのF1エンジンはルノーと“同等、もしくは良いポジション”でシーズンのスタートを切ることになると考えている。今シーズン、マックス・フェルスタッペンは、現在のエンジンパートナーであるルノーに不満を募らせており、来年、ホンダにF1パワーユニットを切り替えるという決定を発表して以来、公での非難がますます強まっている。
ホンダは、今週末のF1ロシアGPに“スペック3”パワーユニットを持ち込んでおり、純粋なパワーという点で初めてルノーを上回るとも言われている。ホンダがルノーを上回る可能性について質問されたマックス・フェルスタッペンは「そうだね、シーズン開幕時にはルノーより悪くないとかなり確信していると言っておこう」とコメント。「僕たちは常に同じか、もしくは良いポジションにいるだろう」「ソチでのアップグレードがすでに良いステップであることを期待している」「来シーズンの開幕までに彼らがステップを果たすことはわかっているし、とても有望そうに見える」今シーズンのトロロッソとのパートナーシップにおけるホンダの進歩は、パフォーマンス改善と信頼性の向上に繋がっている。今週末のホンダのエンジンアップグレードによって、トロロッソ・ホンダの両ドライバーは最後列からスタートすることになるが、以前にマックス・フェルスタッペンは、ホンダのエンジンパーツの使用が増加したのは戦術的なパーツ交換であり、信頼性について誤解を招いていると指摘している。だが、現在、ルノーのドライバーを務めるカルロス・サインツとニコ・ヒュルケンベルグは、マックス・フェルスタッペンの2019年のエンジン戦力図の予想に同意はしていない。「僕はそうは思わないけど、どうなるか見てみよう」とニコ・ヒュルケンベルグはコメント。「来年はいくつか良いものが控えているし、僕たちは良い進歩を果たせると思う」来年マクラーレンでもルノーのF1パワーユニットを使用するカルロス・サインツは、マックス・フェルスタッペンのホンダはルノーに匹敵するか、それを上回ると確信しているとのコメントについて「F1では“確信している”という言葉は非常にい特別な言葉だと思う」とコメント。「僕は今もルノーを信頼している。もちろん、来年も別のチームでルノーのエンジンを使うしね。とにかく信頼する必要がある。それだけだ」レッドブル・レーシングは、今後のレースでのルノーの“スペックC”エンジンの信頼性に懸念があることから、今週末は新品の“スペックB”を搭載して、章らのエンジンパートナーであるホンダを搭載したトロロッソとともに後方グリッドからスタートする。マックス・フェルスタッペンは、今年後半もしくは2019年の初旬にホンダのR&D施設であるHRDさくらを訪問する予定となっている。「ドライバビリティ、ダウウンシフト、エネルギーデプロイメントなど、多くのことについていつも質問している」とマックス・フェルスタッペンは語る。「もちろん、チームは今、本当に忙しいし、とにかく全てを分析しているところだ」「有望そうに見える。彼らはゲインを得るために本当に懸命に働いしてるし、プロジェクト全体に多額の資金を費やしている。それはとても良いことだ」