レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは、シンガポールでのルノーのF1エンジンの問題を受け、次戦F1ロシアGPでグリッド降格ペナルティを受けることになるようだ。レッドブル・レーシングは、モンツァでルノーが信頼性を懸念して導入を送っている“Cスペック”エンジンを導入。F1イタリアGPではダニエル・リカルドのリタイアはあったものの、エンジンは正常に動作しているようだった。
しかし、マックス・フェルスタッペンは、F1シンガポールGPの週末を通してルノーのF1エンジンが突然ニュートルラルに入って止まるというトラブルに悩まされた。予選で2番グリッドを獲得したものの、エンジンブレーキにトラブルが発生してポールポジションにチャレンジできなかったマックス・フェルスタッペンは“怒りに震えた”と語っている。レースでもマックス・フェルスタッペンは、2度のエンジン故障によるリタイアの危機に晒されていた。1回目はセーフティカー出動中にエンジンが切れてほぼ止まりかけた。そして、2回目はピットアウトを終えてピットレーンを走行中に発生。幸いにもなんとか1速まで落としてピットを出て、セバスチャン・ベッテルの前でコースに復帰することに成功している。レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、F1シンガポールGPで発生した問題によって、マックス・フェルスタッペンはエンジンを交換する必要があると認める。「我々はこのエンジンを投入した際、リスクがあることを受け入れた。エンジンは少し多くのパワーを届けていたし、少しバグがあった」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「だが、そこからのパワー増加は、フロントローを獲得し、レースで2位を達成する助けになった」F1ロシアGPでマックス・フェルスタッペンがペナルティを受ける可能性について質問されたクリスチャン・ホーナーは「調べてみる必要がある」とコメント。「だが、ソチはおそらく明らかな場所である可能性が高い」クリスチャン・ホーナーは、F1シンガポールGPで2位を獲得したマックス・フェルスタッペンの走りを称賛した。「モントリオール以降、彼の走りはかなり良くなっていると思うし、今回もまた非常に成熟したパフォーマンスだった」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「彼はセバスチャンを近づけないように激しく戦い、ピット出口で攻撃するために懸命に戦った。唯一の興奮した瞬間は、独自の戦いをしていたバックマーカーの(ロマン)グロージャンと(セルゲイ)シロトキンに彼らが近づいたときだけだった。彼はインサイドからの立ち上がりでかなり近づいていた」