メルセデスF1のリザーブドライバーを務めるストフェル・バンドーンは、今週末F1サヒールGPが開催されるバーレーンに移動する予定だが、新型コロナウイルスに感染して欠場するルイス・ハミルトンの代役を務める可能性についてまだメルセデスF1からのニュースを待っている。ルイス・ハミルトンは、新型コロナウイルスに感染したことでバーレーンで隔離されているが、メルセデスF1は、まだ7回のF1ワールドチャンピオンの代役というプレミアムシートを埋めるドライバーについて手がかりを与えていない。
一部報道では、ジョージ・ラッセルの代役起用についてウィリアムズF1と交渉に入っていると報じられているが、合意に至らなかった場合は、メルセデスF1の公式リザーブドライバーとして登録されているストフェル・バンドーンが最も理論的な選択肢となる。12月1日(火)にバレンシアで開催されていたフォーミュラEのプレシーズンテストをメルセデス・フォーミュラEチームとともに終えたストフェル・バンドーンは、ルイス・ハミルトンの予期せぬ欠場が決定する前からバーレーンに移動する予定だった。「現時点では、何が起こるかわかりません」とストフェル・バンドーンは語った。「僕がドライブする機会があることは分かっているけど、成り行きを見守ってよう。明日、僕はバーレーンに移動するので、おそらくどうなるか分かるだろう」「今朝7時ごろに最初のメッセージを受け取った。チームは僕にルイスが新型コロナウイルス検査で陽性であり、1時間後に発表する予定だと伝えた」「でも、その後は、ちょっと待っているような感じだ。正直、ここでのフォーミュラEテストに集中していたので、それについてあまり考えることはできなかった」「それが一日の優先事項だった。いずれにしろ明日バーレーンに移動するので、どうなるか待ってみよう」ルイス・ハミルトンはバーレーンで10日間検疫するが、最終戦F1アブダビGPでアクションに戻るかどうかは現在のところ不明となっている。これにより、今シーズン中に通算100回目のポールポジション獲得の可能性はなくなり、2018年の第10戦F1イギリスGP以来続いていた連続入賞記録も途絶えることになった。したがって、ルイス・ハミルトンのF1シートを受け継ぐドライバーは、チャンピオンシップ優勝チームとの2つのレース、キャリアを決定づける輝かしい機会を楽しむことができるかもしれない。