ストフェル・バンドーンのマクラーレンのマシン批判に審判が下ることになるかもしれない。今週末のF1イタリアGPでは、ランド・ノリスがバンドーンのマシンでフリー走行1回目を走る。ランド・ノリスは、前戦F1ベルギーGPのフリー走行1回目にフェルナンド・アロンソに代わって出走。ストフェル・バンドーンに0.088秒差をつけ、最下位のバンドーンに対して18番手タイムを記録している。
フリー走行2回目からマシンに戻ったストフェル・バンドーンは、FP2ではフェルナンド・アロンソに対して0.343秒、FP3では0.119秒、予選では0.390秒差をつけられて全セッションを最下位で終えた。ランド・ノリスは、ストフェル・バンドーンに代わって2019年にマクラーレンのレースドライバーを務めるとされている。そのプレッシャーもあってか、今季限りでF1を離れることが決定して物腰が柔らかくなっているフェルナンド・アロンソとは対照的にバンドーンのマクラーレン批判はエスカレートしている。金曜フリー走行後には「彼らは僕たちを比べたがっているだろうけど、比較する前にチームがまず僕にコース上で走れるクルマを与えるべきだ」とバンドーンは語っている。「今では僕の方に多くの問題が降りかかってきている。どうしていつも僕にばかり起こるのかちょっと理解しがたい。チームはできる限り最高の仕事をしようとしてくれているけど、今は僕の方に多くの問題が降りかかってきている」だが、そのマシン批判もF1イタリアGPで審判が下されるかもしれない。ランド・ノリスがストフェル・バンドーンのマシンに乗車してフェルナンド・アロンソとの比較に挑む。ランド・ノリスは「こことは大きく異なってくると思う」とスパ・フランコルシャンでコメント。「ここにはビッグブレーキングゾーンが多くない。ターン18とターン1にはあるけどね。それ以外はかなり長く、流れるようなコーナーだし、モンツァでは少ない。さらにここよりも低いダウンフォースで走る」「少し難しいだろうけど、同時に異なるパッケージでクルマを快適に感じ、様々なことを学ぶよい機会になるだろう。それがすべてだ」「ストフェルのマシンに乗るので、フェルナンドを相手に走るのも自分を発展させるのにも役立つだろう。どんなカタチであっても彼と比較できるのは良いことだ」2019年のマクラーレンのドライバー候補に挙げられているランド・ノリスだが、スパとモンツァでのフリー走行が何に繋がるかについてあまり考えていないと語る。「来年に関して僕から何かを言うのは難しい。まだイエスでもノーでもない」とランド・ノリスはコメント。「とにかくこの機会に自分にできる最高の仕事をするだけだ。自分に何ができるかを示し、一貫性があり、良いフィードバックをして、同時にミスをしないことだ。それが最大のチャンスだ」
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