マクラーレンのジュニアドライバーであるストフェル・バンドーンは、今年GP2のタイトルを獲得したとしても、2016年位F1グリッドに並べる保証はないと語る。今年ARTグランプリからGP2に参戦するストフェル・バンドーン(23歳)は、今シーズン4勝を挙げ、2位のアレキサンダー・ロッシに65ポイント差をつけて首位に立っている。
しかし、マクラーレン・ホンダは、フェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンと複数年契約を結んでおり、リザーブドライバーのケビン・マグヌッセンもいる。ストフェル・ファンドールンは、F1シートを獲得するのは難しいとわかっている。「F1は常に非常に競争的なスポーツだし、それは誰もがわかっている。うまくやっていても、F1にたどり着けないドライバーがいつもいた」「現時点ではまだ似たり寄ったりだということをわかっているし、今シーズン、このチャンピオンシップに勝っても、来年F1にいられる保証はない」「ベストを尽くしているのは確かだし、そのために頑張っている。そして、来年はそこにいたいと思っている」F1昇格を目指すにあたり、GP2で好調を維持できているかと質問されたストフェル・ヴァンドールンは「そうだね。現時点でこれ以上のことはできないと思っている」とコメント。「クルマに乗る度、全ての予選、全てのレースで可能な限りベストを尽くそうとしている」「最終的にそれが将来のために僕を最高のポジションに置いてくれると思う」ストフェル・バンドーンは、マクラーレン・ホンダの役割の一部として多くの時間をシミュレーターで過ごしており、最近のオーストリアテストでもF1マシンをテストして経験を積んでいる。「確かにF1への準備はできていると感じている。去年、マクラーレンでF1カーをテストをした。とてもうまくいったよ」「今はGP2で2シーズン目だし、それも本当にうまくいっている」「オーストリアでF1カーを走らせたし、それもとてもうまくいった。午前中は雨が降ったけど、午後はまったく問題なく進んだ。F1への準備はできていると思う」ストフェル・バンドーンは、将来についてロン・デニスとエリック・ブーリエと定期的に話していると明かした「ロンとエリックとは定期的に話をしているし、彼らはGP2で勝つことが今シーズンの僕の焦点だということを明白にしている」「そこが現時点での自分を証明できる場所だ。現時点ではこのチャンピオンシップに勝つことが最も重要だ」「もちろん、来年F1にいたいし、それが子供の頃から僕が取り組んでいることだ。でも、現時点でのメインの焦点はGP2だ」「僕はマクラーレンと契約しているし、今やっている仕事、求められていることに完全に集中している」