笹原右京は、F4開幕戦に急遽スポット参戦。レース2で優勝し、フォーミュラカーレースで初めて表彰台の頂点に立った。今年ユーロノヴァからフォーミュラ・ルノー2.0 NECに参戦する笹原右京は、同チームのフォンタナが入院したため、急遽代役としてF4に参戦。レース1は5位、レース3はリタイアとなったが、レース2で優勝。フォーミュラカーレースで初勝利を飾った。
「土曜日のフリー走行がこのF4初体験で、データーが少なく、セットアップに苦戦し、両予選ともうまく行きませんでした」と笹原右京は振り返る。「日曜日のレース 1では、得意のスタートを決め7番手から4番手にジャンプアップしましたが、ペースが上がらず、1つポジションを落としてしまい、5位でフィニッシュ」「レース 1の上位10台がリバースグリッドになったレース 2では、ロケットスタートを決め、一気にトップに立ちました。すぐにSCとなり、車のパフォーマンスに苦戦している状況だったので、いかにSCでのリスタートでのギャップを作る事が大切でした。リスタートは完璧に決まりギャップを大きく築きましたが、すぐに追いつかれてしまいました。ただ、コースの特性上、抜くポイントがほとんどないので、暴れるマシンを精一杯ねじ伏せながら、要所を抑えました。そして、自身初のフォーミュラーカーレース、優勝を飾る事ができました」「レース 3では、マシンのセッティングを大きく変更し挑みました。スタートは今回も決めて7番手から3番手に浮上しましたが、既にブレーキトラブルを抱えていて、止まらない状況が続いていました。その後はチームの為にチームメイトを先に行かせるなど、チームの仕事に徹底しました。しかし、それも限界で、リタイアをせざる終えませんでした」「まず、今回、チャンスをくださったユーロノヴァ・レーシングに感謝の気持ちでいっぱいです。一生懸命頑張ってくれたチームの為にプレゼントできて本当に嬉しいです。皆様の応援が最後の一押しになりました。そして、アンドレア・フォンタナ選手の一日でも早い回復を祈っています」
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