スポーツ・チャンネル「DAZN(ダゾーン)」は、電動オフロードの新たな大会「Extreme E (エクストリーム E)」の初シーズンを配信することを決定した「エクストリーム E」は電動SUVを使用するオフロードレースで、環境問題への関心を高めることを目的として新たに設立された。
現役F1レーサーで絶対王者のルイス・ハミルトン、F1元王者ジェンソン・バトン、ニコ・ロズベルグといったビッグネームがそれぞれX44、JBXE、ロズベルグ・X・レーシングと名付けられたチームを創設し参加、4月3日(土)にサウジアラビアで初となるシーズンが開幕する。その後5月にセネガル、8月にグリーンランド、10月にブラジル、12月にアルゼンチンにて計5レースの開催を予定している。熱帯雨林や北極など自然破壊が進む地域を会場とすることで、視聴者に対して環境問題の興味喚起をする狙いがある。加えて、ジェンダーイクオリティ(男女平等)も大会のミッションの一つに掲げられており、モータースポーツ界では初めて、チーム構成は男性ドライバーと女性ドライバー2名で戦うユニークなフォーマットとなっている。F1元王者ジェンソン・バトンは、ミカエラ・オーリン=コツリンスキーとドライバーペアを構成する。観戦方法も新しく、全レース無観客で開催され、2時間番組としてレースは配信される。また、大会のCO2排出量を抑えるためレースにかかわる機材の輸送手段は船であり、また運営拠点は貨客船セントヘレナ号に設置される予定で、その道中での環境問題を取り上げたコンテンツもDAZNにて配信される。DAZNはこれまでF1、F2、F3のライブ配信、レーサーのドキュメンタリー番組など数多くのモータースポーツコンテンツを配信してきた。「エクストリーム E」には元F1王者のニコ・ロズベルグ(ドイツ)や、現F1王者ルイス・ハミルトン(イギリス)のほか、ダカール・ラリーで活躍するカルロス・サインツSr(スペイン)が手がける計10チームが参戦予定:チップ・ガナッシ・レーシング(アメリカ)、アンドレッティ・ユナイテッド(アメリカ)、ヴェローチェ・レーシング(イギリス)、JBXE(イギリス)、X44(イギリス)、ABT CUPRA XE (ドイツ)、ロズベルグ・X・レーシング(ドイツ)、チーム・テチーター(インドネシア)、イスパノ・スイザ・XITEエナジー・チーム(スペイン)、アシオナ | サインツXE (スペイン)ドライバーのラインアップも豪華で、カルロス・サインツ、ジェンソン・バトン、セバスチャン・ローブ、ジェイミー・チャドウィック、マティアス・エクストローム、ティミー・ハンセン、キャシー・ムニングス、ヨハン・クリストファーソンといった素晴らしいレーサーたちが大会に参加予定。待望の初シーズンとなる2021年、モータースポーツファンにとってはチェックしておきたい大会となることはもちろんのこと、環境問題や男女平等などの大義を最前線に打ち出す新しい時代のモータースポーツとして必見だ。アリ・ルッセル(エクストリーム E チーフ・マーケティング・オフィサー)「DAZNとのパートナーシップを通してエクストリームEを日本にお届けできることを嬉しく思います。レース会場にファンの方々が入れない環境の中、映像を通してより多くの人にリーチできることはとても重要です。レースの迫力だけではなく、このチャンピオンシップを通じて環境問題や男女平等に関するメッセージを発信できることもとても楽しみにしています。」マーティン・ジョーンズ コメント(DAZN Japan エグゼクティブ・バイスプレジデント)「この度、新しく始まる『エクストリームE』の記念すべき初大会を配信できることを嬉しく思います。DAZNは、日本のモータースポーツファンのみなさまに充実したコンテンツをお届けできるようローンチ当初より注力してきました。多くの有名レーサーが関わる本大会はF1ファンのみなさまが楽しめるコンテンツになると思っております。またこの大会は環境問題へ真剣に取り組んでいることから会場には関係者しか入れないため、ファンの方々は映像を通じてしかレースを見ることができません。ジェンダーの壁も超えたドライバーたちが参戦するとのことで、ダイバーシティ・イクオリティ・インクルージョンの推進を掲げるDAZNとしては、配信を通じて本大会のミッションをサポートします。」■エクストリーム E 配信概要・4月3日(土)〜4日(日):サウジアラビア・5月29日(土)〜30日(日):セネガル・8月28日(土)〜29日(日):グリーンランド・10月23日(土)〜24日(日):ブラジル・12月11日(土)〜12日(日):アルゼンチン※全レース録画配信
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