F1は、15戦を下回ることになると貴重な収入源であるテレビ局との契約を失う可能性があると f1-insider.com が報じた。新型コロナウイルスの世界的な大流行により、2020年のF1世界選手権はすでに8戦が延期またはキャンセルされた。以前には6月7日にF1アゼルバイジャンGPで再開できると期待されていたが、それもかなわなかった。
また6月14日にモントリオールで開催が予定されているF1カナダGPも、カナダのオリンピック委員会が7月下旬の東京五輪への不参加を表明するなど、実現は厳しい状況となっている。アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツ・トストは「シーズンがいつ始めるかは誰も言うことはできない。だが、最も早くて7月になるだろう」と語る。イタリアを拠点にするアルファタウリ・ホンダは、イタリア政府の必須ではないすべての企業の稼働を停止するという指示を遵守してファクトリーを閉鎖した。F1のCEOを務めるチェイス・キャリーは、2020年のF1世界選手権が当初の22戦から15戦に短縮される可能性があることを認めている。すなわち、すでに中止が決定しているF1モナコGPの他にも6戦が中止になる可能性がある。レッドブル・ホンダF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、5レースが中止になれば1億ドル(約110億円)以上を失うことになると語っている。「すべてのチームが収益の損失に直面している。5レースがキャンセルされた場合、それは1億の損失となる」とヘルムート・マルコは語った。チェイス・キャリーが目標を15戦に下方修正したのは理由がある。F1世界選手権は8戦で成立するが、15戦を下回った場合、重要な収入源であるテレビ放送局との契約が撤回されるためだと考えられている。「現時点で状況が改善する時期を正確に特定することはできない。状況が改善されれば、我々は再びレースをする準備はできている」とチェイス・キャリーはコメント。「現在予定されているイベントにさらに延期の大きな可能性があることを認識しているが、我々とパートナーは今年の夏のどこかの時点で15~18戦の修正されたカレンダーでシーズンをスタートできることを期待している」それまで間、F1はぼぼ完全に停滞しており、非常に不確実な将来に直面する。唯一のリアルなアクションはバーチャルもしくはeスポーツでのレースとなる。「この柔軟性は、スポーツを進化させ、実験し、新しいことを試す機会を提供する。これには、eスポーツプラットフォームの拡大、NetflixのDrive to Surviveなどの革新的なコンテンツの開発や、スポーツのスポンサーパートナー、放送パートナー、レースプロモーター、チーム、ファンに継続的な価値をもたらす我々の素晴らしいスポーツのエコシステなどの他の創造的なイニシアチブが含まれる」とチェイス・キャリーは語る。「我々全員がこれ乗り越え、この先により良い日々見られると確信している。そうすれば、あらゆるレベルでこのスポーツに投資したすべての人が報われるようになる」
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