トヨタは、世界耐久選手権(WEC)第2戦スパ・フランコルシャン6時間レースを6番手、7番手のグリッドからスタートする。2014年の世界チャンピオン・コンビのアンソニー・デビッドソンとセバスチャン・ブエミは、金曜日の公式練習第1回目の走行でチームメイトの中嶋一貴がアクシデントに見舞われ、戦列を離れたTS040 HYBRID #1号車を予選グリッド6番手に着けた。
一方、アレックス・ブルツ、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイの3人の乗るTS040 HYBRID #2号車は、更にひとつグリッドを下げ、7番手から明日の決勝レースをスタートする。非常に残念な予選結果ではあるが、決勝レースで屈辱を晴らすチャンスがあると考えている。金曜日の中嶋のアクシデントの後、#1号車の担当メカニック達は、今日の走行に間に合わせるためにTS040 HYBRIDのダメージを受けたモノコックを、ケルンのTMGから運び込んだ新品に交換するために深夜まで猛烈な働きを見せた。その努力でデビッドソンとブエミは予選に向けての最後の公式練習第3回目の走行に間に合った。 金曜日の2回の公式練習セッションは大雨に祟られる中で行われたために、チームは今日の公式予選に向けてのドライ・セッティングを試すことが出来なかった。そのため予選前の公式練習3回目は大忙しだった。 今年、WECの予選は少し方式が変わった。新しいシステムは、それぞれの車両から選ばれた2人のドライバーがそれぞれ1周のベストタイムを記録し、そのタイムの平均値でグリッドが決まる。 公式予選は曇り空でやや暖かい気候の中で行われ、#1号車はデビッドソンが、#2号車はコンウェイが序盤を走り、終盤になるとそれぞれブエミ、サラザンに交替してタイムアタックを繰り広げた。その結果、#1号車はポールポジションから2秒720遅れ、#2号車は3秒162の遅れとなった。TS040 HYBRID 1号車:(アンソニー・デビッドソン/セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴)公式練習3回目: 7番手(1分59秒850) 20周予選:  6番手(平均1分57秒487) アンソニー・デビッドソン: 最初に、ハードワークでスペア・モノコックとの交換作業を間に合わせてくれたメカニックにとても感謝しています。しかし、残念ながら我々にとって今日の予選は厳しい一日になってしまいました。セットアップの面ではベストを尽くし、TS040 HYBRIDの感触は良好でした。明日は違う一日にしたいと思います。昨年我々は僅差でポールポジションを逃しましたが、レースでは勝つことが出来ました。今は、明日を待つだけです。 セバスチャン・ブエミ: 我々は全力を尽くしました。明日も頑張るのみで、それ以上言うことはありません。予選でライバルに遅れを取ったことに驚きはありませんが、予想以上の差でした。残念ではありますが、大変な努力でスペア・モノコックへの交換をしてくれたチームの仲間には感謝しています。明日も全力で戦います。 TS040 HYBRID 2号車:(アレックス・ブルツ/ステファン・サラザン/マイク・コンウェイ)公式練習3回目: 6番手(1分59秒630) 22周予選:  7番手(平均1分57秒929) ステファン・サラザン: 厳しい予選になりました。特に、私は2回のアタックラップで共にコース上の混雑に阻まれてしまいました。決勝は良いレースになり、順位を上げられることを望んでいます。我々は多くの選手権ポイントを獲得することが目標ですが、それには良い戦略でポジションを上げるべく戦略が必要です。TS040 HYBRIDはタイヤにも優しく、劣化するにつれて優位となるはずです。明日は、前向きに、レースに臨みます。 マイク・コンウェイ: ライバルと大きな差がついてしまったことは残念です。ベストタイムを刻むことが出来ず、タイムシート上でも良い位置に着けられませんでした。もう少し周回出来たとしても、予選順位に大きな変化はなかったと思います。明日はどうなるかわかりませんが、ハードに戦い続けて、天候が味方してくれることを望みます。
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