トヨタは、世界耐久選手権(WEC)最終戦 上海6時間レースへ向けて公式練習を開始した。 エキサイティングな富士スピードウェイでの勝利から2週間、中嶋一貴はSUPER GT参戦で欠場するが、アレックス・ブルツとニコラス・ラピエールは、TS030 HYBRID #7を駆って再びWECの戦いへと戻ってきた。
TS030 HYBRID #7は、午前中の公式練習セッションではトップから0.146秒遅れの1分52秒365で2番手に付けたが、午後には急速にタイムアップをはかり、2番手のアウディを1秒158引き離す1分50秒573のトップタイムを刻んだ。 今週末の戦いは、5レースへの参戦で2勝を挙げたトヨタ・レーシングにとって、世界耐久選手権(WEC)デビューシーズンの締め括りとなる。 午前中の公式練習は、2006年のA1GP参戦以来の上海サーキットとなるニコラス・ラピエールが最初にドライビングを担当。彼はTS030 HYBRID #7の初期セットアップに集中し、5.451kmの上海サーキットでラップタイムを縮めていった。 2007年に上海サーキットでF1を戦ったアレックス・ブルツは、セッションの残り時間が20分になったところでニコラス・ラピエールからTS030 HYBRID #7のステアリングを譲り受け、午前中の公式練習でセッション終了まで周回を重ねた。 午後の公式練習セッションでは、午前と逆の順番で両ドライバーがステアリングを握り、アレックス・ブルツから走り始めた、彼はレース用のセットアップとタイヤの摩耗状況を確認すべくロングランに専念し、ニコラス・ラピエールへと交代した。 明日土曜日は、最終公式練習(9:15〜10:15)に続き、公式予選(13:55〜14:15)が行われる。日曜日の決勝レースは、ウォームアップ走行(08:00〜08:20)の後、午前11時に6時間レースがスタートする。 アレックス・ブルツ #7: 今朝の最初の公式練習セッションは少々トリッキーなセッションだった。TS030 HYBRIDのセットアップを少し変える必要があったが、その結果ロングランは上手く行った。良いリズムで走行出来、先行車に阻まれることもなかった。コース図を見た感じでは渋滞は問題にならないコースのようだが、実際には走行ラインを少しはずれると非常に路面の汚れが激しく、決勝レースでは結構大変そうだ。しかし、路面の状況はセッションが進んでいく間に改善されてきた。TS030 HYBRIDの状態には満足しているが、まだ走り始めたばかりであり、さらに最適化を進めなくてはならない。 ニコラス・ラピエール #7: ここのサーキットは以前走ったことがあるので馴染み深い。とても走り甲斐のある素晴らしいサーキットだ。午前中の公式練習セッションの走り始めは路面が汚れていたが、周回を重ねるにつれて改善してきた。セッションの初めは予想以上に路面が荒れていてTS030 HYBRIDのバランスをとるのが極めて難しかった。そこで慎重にセットアップを行い、最後にはまずまずのバランスを見出すことが出来た。午後の公式練習セッションは主にアレックス・ブルツが担当し、更なるセットアップの確認やロングランでタイヤの状況を確認した。このコースはタイヤに厳しいので、慎重に行く必要がある。まだ改善の余地は残っているが、良い感じで進んでいる。
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