スーパーフォーミュラの開幕戦が13日(日)、鈴鹿サーキットで行われ、ロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)が新生スーパーフォーミュラ最初のレースを制した。セーフティカーが導入され、順位も激しく入れ替わった波乱のレースで、フル参戦初年度のジェームス・ロシター(KONDO RACING)が2位、2年ぶりのフォーミュラ復帰となった石浦 宏明(P.MU/CERUMO・INGING)が3位で表彰台を獲得。
4位に自己最高位タイの平川亮、5位にアンドレ・ロッテラー、6位中嶋一貴、7位ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラと続き、トヨタ「RI4A」エンジンはデビュー戦でトップ7を占める活躍を見せた。 ロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO Team LeMans #8)「今の気分は最高だ。今日はレース中にたくさんの選手とバトルが出来、とても楽しかった。金・土とあまりクルマのセッティングが良くなかったのだが、昨晩良いセットを見つけ、今朝のフリー走行でそれを試したところ、パーフェクトな仕上がりになった。レースでは、セーフティカーが出た後、オーバーテイクを重ねトップに立つことが出来た。今年のレギュレーションは非常に良い。トヨタやシャシーメーカー、チームの努力のおかげもあって、素晴らしいシーズンになると思う」 ジェームス・ロシター(KONDO RACING #3)「今朝のフリー走行で、フルタンクで走ってピットインを繰り返した。1台体制のチームで他のチームよりデータが少ないため、1つ1つの作業がとても大事であり、ポジティブにいろいろ試した。決勝レースはどうなるのか全くわからず、とても不安な中で迎えた。スタートは上手く行かず、前のロッテラー選手も良くなかったことでそちらに気を取られていたら、オリベイラ選手に先行されてしまった。レース中は、オーバーテイクシステムやタイヤのおかげで、サイド・バイ・サイドになってもオーバーテイクは容易だった。最高のレースだった」 石浦 宏明(P.MU/CERUMO・INGING #38)「2年ぶりのフォーミュラだが、復帰してすぐ表彰台に乗ることが出来、ほっとしている。チームを強くする為にとオファーを受けたのだが、チャンスをくれたチームに感謝している。乗った当初は、スピードについていけなかったりと悩んだが、今週はクルマもゆっくりに感じ、攻められる状態になるなど、テストの時から積み上げてきたものが間に合ったという状況だった。決勝に関しては、ロングランの経験も、ピットストップ練習も一度もしたことがないような準備期間で迎えたのだが、上手くまとめられて良かった。スタートはとても上手く行ったのだが、前をふさがれてしまった。パスして前が開けてからの追い上げで速さを見せられたし、自分としては良いレースが出来たと思っている」
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