トヨタは、F1第5戦トルコGPのフリー走行でヤルノ・トゥルーリが7番手、ティモ・グロックが12番手だった。ヤルノ・トゥルーリとティモ・グロックは予定通りにプログラムを進行。フリー走行第1回目はそれぞれ11番手と10番手につけた。フリー走行第2回目は、午後2時に開始され、雨に見舞われたが7番手、12番手という位置で終えた。日曜日の決勝で最大のパフォーマンスを引き出すべく、チームは明日も作業を続ける。
ヤルノ・トゥルーリフリー走行1回目 11番手 1分29秒329フリー走行2回目 7番手 1分28秒619「今年は例年とは違う時期にトルコに来たので、いつもの気温とはやはり違う。午前中は埃っぽく、午後は雨という複雑なコースコンディションだったけれど、今日は良い一日だったよ。我々はタイヤとセットアップ作業のプログラムを行い、何の問題も起きなかった。車は今までのところ問題ないように見えるが、ハンドリングを改善するためにしなければならない作業がまだ残っている。今、我々は今シーズン序盤の勢いを維持し続けて今回のレースを成功させるためにあと2日間、一生懸命に努力しなければならない。」ティモ・グロックフリー走行1回目 10番手 1分29秒103フリー走行2回目 12番手 1分28秒849「セッションは2回ともかなりうまく行ったし、車は1日を通して良かったと思う。また、競争力のあるラップタイムを出しつつ、良いロングランもできた。今日手こずったのはタイヤのめくれ磨耗とアンダーステアだったね。また走行の終盤で、コースからはずれて車を縁石に当ててしまい、フロントウィングを破損させてしまった。 それは自分のミスで、最後の5分を失ってしまった。それにもかかわらず、良い初日だったとは思う。 GP2の時に、ここでは何度かレースでよい結果を出したが、このサーキットはオーバーテイクがとても難しい。だから明日の予選が今週末のレースの重要な鍵になるね。目標は、今年の最初の2レースの時のように明日の予選でトップ10に入ることだ。」ディーター・ガス レース&テスト チーフエンジニア「天気は変わりやすかったが、我々はプログラムをこなすことができ、欲しかったデータを集めることができた。そのため今日はとても有意義な一日だった。そして、我々はバルセロナのときよりも少し調子を上げてきていると思う。例年よりも涼しい天候であるが、サーキットのコンディションに関しては例年と大きな変化はないようだ。午前中の終わり間近にコースはきれいになった。湿っている箇所があったが、特に問題はなかった。我々はサーキットが始めは汚れているのがわかっているので、とにかく遅めにスタートすることを計画していた。また、コースコンディションはセッション中に変わっていくので、タイヤの評価は難しい。そのため、我々は明日も慎重に情報収集し、戦略を決定しなければならない。 更に作業を進め、シーズン始めに示したパフォーマンスレベルに戻ることができることを願っている。」新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター「路面のコンディションは決してよくなかったがトルコGPの初日はまずは順調にプログラムを進めることが出来た。 午前も午後もセッションの最初は路面がぬれており、また気温、路面温度とも低くタイヤ評価には決して適した条件ではなかった。しかし車のバランスにはヤルノもティモも満足しており、また空力仕様のテストも順調に行うことが出来た。厳しい戦いは予想されるが明日の予選では二人揃ってのトップテン入りが可能な手ごたえを感じることが出来た。」
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