トヨタは、WEC(世界ラリー選手権) 第12戦 ラリー・モンツォでセバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組が優勝。ドライバー選手権、コ・ドライバー選手権、マニュファクチャラー選手権の3つのタイトルを獲得した。トヨタは、マニュファクチャラー選手権で2位のライバルに対し47ポイント差を築いてトップでラリー・モンツァを迎えていた。
1戦で獲得可能な最大ポイントは52ポイントであるため、3人のドライバーのうち、ひとりでも総合7位以内でフィニッシュしてポイントを獲得すれば、チームはマニュファクチャラー王者が決定することになっていた。一方、ドライバー選手権とコ・ドライバー選手権については、オジエ/イングラシア組と、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組の2組のみがタイトル獲得の権利を持っていた。三年連続でトヨタからワールドチャンピオンが誕生することは既に決まっていたが、今年もチームメイト同士によるバトルをセバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組が制し、タイトルを獲得した。トヨタが3冠を達成するのは27年振りとなる。