ステファンGPが、トヨタのF1参戦権の買収を狙っているとの報道が広まっている。ステファンGPは、2010年のF1参戦を目指すセルビアのチーム。しかし、ステファンGPのゾラン・ステファノヴィッチは、ステファンGPがトヨタの2010年マシンの設計を使用することができたとしても、トヨタの参戦権の関する噂は推測に過ぎないと語る。
「チームをトヨタのF1参戦枠に当てはめようとはしていない」とゾラン・ステファノヴィッチは語る。「我々は来年のために我々独自の契約を評価しているところだ。我々はトヨタのF1プロジェクトを引き継ぐために彼らといくつか合意のようなものはしたが、現在、詳細は話すことはできない」しかし、ゾラン・ステファノヴィッチは、ステファンGPが来年F1に参戦する準備ができていると語る。「我々には完全な施設があるし、すぐにテストを始められる状況にある。それについては疑いないことだ」「我々がそうすることができないと考える理由はない。実際、状況は正反対だ。現在はハンガリーGPだけなので、F1はこの地域にチームがあれば喜ばしいだろう」トヨタは今シーズン限りでF1撤退を決定したが、新コンコルド協定で2012年までの参戦をコミットしているため、FIAはトヨタに法的立場を求めており、まだトヨタのグリッドに関しては不明確なままになっている。理論的にはザウバーにグリッドが与えられることになるが、BMWはカドバックとの買収交渉が不成立に終わり、ペーター・ザウバーにチームを買収することを発表するなど、状況は流動的となっている。トヨタのF1参戦枠については、12月初旬のモナコでのF1委員会で話し合われ、世界モータースポーツ評議会で正式決定されるとみられている。