トヨタは、2008年F1第2戦 マレーシアGP予選で、ヤルノ・トゥルーリが5番手タイムを記録。ティモ・グロックも10番手ポジションを獲得した。トヨタは、両ドライバーが揃ってQ3に進出。ヤルノ・トゥルーリは、力強い走りでBMW勢を抑え、2強に続く5番手ポジションを獲得した。
ヤルノ・トゥルーリ (5位)「今までのところ、かなり満足のいく週末だったね。問題なく走行できたし、車のパフォーマンスはとても良くて、競争力がある。今日のラップタイムを見ると、昨年の車と比べてとても良くなっていることを証明しているよ。だから我々は、この結果に非常に満足しているし、明日のレースは確実に良いものになると思う。ティモも、週末の間にとても良い仕事をしたから、とても嬉しいよ。なぜなら、この事によって車をもっと良くしていくためのチーム全体のやる気に繋がるからね。このサーキットではいつも良いレースが出来ているから、明日のレースには自信があるよ。ポイントを獲得できると信じているから、何の問題もなく確実にレースを終えなければばらない。」 ティモ・グロック (10位)「第3セッションまで進めて嬉しかったけど、自分にとってはとても厳しい予選だった。午前中のフリー走行では、予選用のセットアップのオプションタイヤでいい感じを掴めていたんだけれど、午後のフリー走行で、再び上手く活用できなくて苦闘していたんだ。ぴったり合ったセットアップを見つけるのが難しかったんだよ。最終的には、とても良い走行が出来て、最後のセクターでとても良い結果を出して10番手に入れたから嬉しいね。今は、天候がどうなるかかが気になるけど、ドライコンディションだとタイヤを上手く活用しにくいね。ここは本当に広いサーキットだね。それはつまり、オーバーテイクの可能性が多いことを意味しているんだ。けれど、その期待には蓋をしておくよ。上手くいけば、我々は10位以内かポイント圏内に入れると思う。そうなれば良い結果だね。」 パスカル・バセロン シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー「今までのところ、予選前に不安定だった天気を含めても今週末は順調に進んだ。サーキットの周りでは、そこら中で雨が降っていたから、最初から雨の恐れはあったが、予選はドライコンディションで雨には邪魔されずに済んだよ。ヤルノの予選結果は期待した通りのものだったからとても嬉しいね。今日は、彼が昨日の1周走行でも長距離走行でも非常に良かったことが再確認できた。明日になれば、それがはっきりするよ。また、ティモは、2回のレースで、2回とも第3セッションに進むという良い走りをしてくれた。彼がタイヤの扱いに苦闘しているのは分かっているが、それはとにかくとして、タイヤの扱い自体は複雑ではないんだ。 両方のコンパウンドは異常磨耗などの問題もないからね。従って、我々は、これを良い結果に結び付けることが出来ると思っている。」 新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター「ヤルノ5位、ティモ10位と明日の決勝レースに向けていいポジションを確保できた。予選は雨が心配されたので早め早めにアタックをするようにしたが、波乱もなく順調にタイムを刻むことができ、最終予選に2台揃って進むことが出来た。車に不具合が出ないようにしっかり点検して、最後までわくわくするレースをしたい。」
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