トヨタは、F1日本GP初日のフリー走行で、ヤルノ・トゥルーリが8番手、体調不良のティモ・グロックの代わりに出走した小林可夢偉は12番手だった。ヤルノ・トゥルーリ (8番手)「結局、あまり多くのことは語れない。たくさんの日本のファンにとっては残念なことだが、天候不良のため今日の走行は非常に限られたものになった。ファンに、もっと素晴らしい走りが見せられるように、明日はもっと天気が良くなればと願う。雨のなか、クルマはそれほど悪くなかったが、こんなコンディションでは、あまりコメントのしようがない」
小林可夢偉 (12番手)「今朝8時半、サーキットに向かう途中で、今日の走行のことを聞いた。ティモの具合が良くないことは知っていたが、代わりに走ると思っていなかったので、少し驚いた。僕にとってとても良い機会だったが、コンディションが非常に悪く、結局多くのラップを稼ぐことができなかった。自分とチームのために、できるだけたくさんの周回を走りたかったので、ミスをしないことが大切だった。ウェットコンディションだったので、100パーセントの力を出し切ったわけではないが、鈴鹿での走行経験が多くないことと、ここで6年ぶりに走ることを考えれば、ラップタイムはとても良かった。前回TF109を運転した2月に比べ、クルマは非常に進化したと思う。雨天での評価は難しいが、クルマの開発が非常に進んだことにとても感心した」ディーター・ガス (レース&テスト・チーフ・エンジニア)「コンディションが非常に悪く、今日は多くの走行ができない1日だった。残りの週末の天気予報は、良くなるようなので、たくさんの走行をするつもりはなかった。フリー走行1回目と2回目の間は、状況は悪くなるばかりで、午後のセッションの最後に1周するのが精一杯で、あまり有効に活用できなかった。可夢偉は、悪天候と今年の初めからテストをしていないことを考慮すれば、非常に頑張った。彼の貢献を非常に嬉しく思う。ティモは明日、戻るはず。ドライコンディションへの準備は特に何もできなかったので、天気予報が変わらない限り、今日のフリー走行の機会を逃してもティモにとっては、たいした問題ではない。」新居章年 (シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター)「待ちに待った鈴鹿での日本GPが始まった。生憎の雨になってしまった以上に ティモの体調がすぐれず、本日のフリー走行をできなかったことが残念だ。その結果、代わりに可夢偉がトヨタF1カーで鈴鹿を走るという、日本のファンの皆さんへのちょっとしたサプライズとなったが、ティモが回復してきて、明日は走行できそうだ。クルマについては、雨の中での限られた走行ではあったが、ヤルノも可夢偉も、クルマのバランスは良いと言っているので、明日の予選では、ヤルノとティモの2人で、上位グリッドを確保できると思う」F1日本GP初日 結果&タイム・F1日本GP フリー走行2回目:エイドリアン・スーティルがトップタイム・F1日本GP フリー走行1回目:コバライネンがトップ、中嶋一貴が2番手
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