トヨタは、2010年のドライバーとしてロバート・クビサを獲得するべくプッシュしているという。ロバート・クビサは、来年ルノーへの移籍が有力とみられていたが、クビサとトヨタとの交渉が進展しているとAUTOSPORTは報道。現在、トヨタを選ぶか、ルノーを選ぶかのボールはクビサ側にあるという。F1撤退の噂もあるトヨタだが、ジョン・ハェットはチームが来年を完全に保証されているだけでなく、初勝利に向けてスタードライバーと契約すべく注力を増していると語る。
「我々は、誰にクルマに乗って欲しいか理解しており、それに懸命に取り組んでいる」とハウエットは語る。「しかし、ドライバー側の決定も大きな割合を占める。来年勝てるクルマを持てるだろうか? 過去にうちに来なかったドライバーで彼らの決定に後悔している人もいるかもしれない。常にリスクとチャンスがある。ドライバーが常に正しい決定をするわけではないだろう?ここ5年間の歴史をみればわかることだ」ジョン・ハウエットは、来年トヨタが完全な戦闘準備を望んでいるため、ティモ・グロックとヤルノ・トゥルーリを選択肢から取り除くことを選んだと語る。「我々はドライバー市場にかなり大きな動きがあると考えており、選択肢を望んでいる」「シンガポールでティモは素晴らしい仕事をしたと思うし、我々は彼と交渉している。しかし、正直に話すと、我々は予選でその位置を得られれば、他のレースでも結果を出せたと感じている」「残念なことに非常に厳しいご時世だし、我々の仕事は結果を出すことだ。彼はまだ来年クルマに乗っている可能性があるが、我々は選択肢をオープンなままにしておきたい。もし我々が特定の日までに彼をリリースしなければ、2010年はフィックスされたということになるだろう」「我々には今年、定期的に表彰台とそのトップに近づける能力のあるクルマがあるが、果たせていない」金曜日の朝、鈴鹿でクビサとマネージャであるダニエル・モレリと会談しているところを目撃されたジョン・ハウエットは、チームがビッグネームとひとりと契約することを期待していると語る。「移籍しないのは愚かなことだと思う。我々には勢いがある。正直なところ、多くのチームに多くの不確実性がある」「我々はみんなの注意を集めているが、率直に言えば、我々が噂で聞く限りでは、多くのチームの内情は我々の状況より厳しい。我々はかなり競争的なクルマを持っていると思うし、絶えずそうなっている」「ドライバーもサーキットをドライブしているときに、クルマが働き、相対的な違いを理解できると思う」またジョン・ハウエットは、フェラーリが放出したキミ・ライコネンもチームに引き入れたいと考えている。「我々は常にキミへの関心を示している」関連:ルノー、ロバート・クビサとの契約を正式発表 - 2009年10月7日