トヨタF1チームの代表を務める山科忠が、ケルンのチームから日本へ移動となることが明らかになった。山科忠は、2007年6月に富田努から代表職を受け継ぎ、TMG社長のジョン・ハウエットとともにドイツ・ケルンのチーム本拠地で働いてきた。しかし、トヨタは今週末に山科を日本に帰国させ、日本からチーム代表として指揮をとり、レースへ出席させるという。
チーム代表の活動拠点をケルンから日本に移すという決定した理由は定かではないが、今月末、トヨタの新社長に就任する豊田章男との関連性も推測されている。以前、ホンダが中本修平を二輪に復帰させ、昇格させた直後にF1撤退を発表した経緯があるだけに、トヨタの今回の動向は気になるところだ。