6月9日(金)、2017年FIA世界ラリー選手権(WRC)第7戦ラリー・イタリア サルディニアの競技2日目デイ2がサルディニア島の北部で行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #10号車)が総合4位、ユホ・ハンニネン/カイ・リンドストローム組(ヤリスWRC#11号車)が総合6位、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC#12号車)が総合8位につけた。全部で8本行われたデイ2のSSで、ハンニネンがSS3で、ラッピがSS5、6、7でベストタイムを記録するなど、ヤリスWRC...
ラリー・イタリア サルディニアのデイ2は、デイ1の夜にパルクフェルメ(車両保管)が設定された島北東部のオルビアからスタート。島北東部アルゲーロのサービスパークでのデイタイムサービスをはさみ、4本のステージを各2回走行した。晴天に恵まれたサルディニア島北部は気温がかなり上昇し、グラベル(未舗装路)のコースはほぼドライコンディション。路面は砂や浮き砂利で非常に滑りやすく、パンクの危険性も高い難しい走行条件となり、多くのラリーカーがアクシデントやトラブルに遭遇した。午前中に一時ラリーをリードし、午後は総合2位につけていたハンニネンも、1日の最後のSSのフィニッシュ近くでスピンしたが、それでもヤリスWRCは前日に続き全車が全ステージを走破。トータルで4本のSSベストタイムを記録するなど実りある1日となった。競技3日目となる6月10日(土)のデイ3は、サービスパークが置かれるサルディニア島北西部の都市アルゲーロを中心に、島の北部で6本のSSが行われる。SS10、11、12と、その再走ステージであるSS13、14、15はすべてグラベル(未舗装路)が中心のSS。6本のSSの合計距離は143.16km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は625.94kmで、4日間でもっとも長い距離を走る1日となる。トミ・マキネン (チーム代表)気温の上昇はクルマだけではなく、選手やタイヤにとっても厳しく、予想していたように、とても大変な1日になりました。しかし、今日はとてもポジティブな1日でもありました。ユホは、最後のSSでスピンするまでは完璧に戦いを進めていましたし、エサペッカは3本のSSベストタイムを記録しました。そしてヤリ-マティは上位争いに加わっています。スタッフ全員の努力に感謝すると共に、それが報われる事を期待しています。ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC #10号車)朝のステージは道の表面が大量のルーズグラベルで覆われていたため、とても滑りやすく感じました。今日の3本目のSSではクルマの下面のサンプガードをヒットし、スターターモーターを破損してしまいました。1度エンジンが止まると再始動できなくなるため、とにかくエンジンがストップしないように注意して走りました。日中のサービスで問題は完全に解決しましたが、午後はボンネット上に留めてあったラリープレートが走行中に外れて目の前でバタバタと動き、少々気が散りました。午前中のSSはやや浮き沈みが大きかったと思いますが、午後のパフォーマンスには満足しています。明日は白熱した戦いになると思いますが、自信を持って戦い抜くつもりです。ユホ・ハンニネン (ヤリスWRC #11号車)本日最後のSSのフィニッシュ近くでクルマのフロントセクションにダメージを受け、タイムを失ってしまいました。橋の近くでブレーキングをした際に路面が非常に滑りやすく、スピンして壁にフロント部分が当たってしまったのです。その結果ラジエ-ターパイプが破損しましたが、応急処置を施しサービスパークまで戻って来る事ができました。スピンするまでは特に大きな問題もなく、調子も良かっただけに残念です。今日の路面はとても滑りやすかったのですが、駆動力がしっかりと路面に伝わっていると感じました。きっとダンパーの改善作業が上手くいっているのだと思います。午後は路面がかなり荒れており轍(わだち)も深くなっていたので、注意深く走った結果少しペースが落ちてしまいました。エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC #12号車)今日、我々が記録したタイムは自分たちの予想以上でとても驚いています。特に午前中のステージではセカンドギヤを失っていたのでなおさらですが、通常の前進6速ではなく、5速でも十分に戦えるのではないかと思ってしまったほどです。日中のサービスではクルマのセッティングを大きく変えたところ、午後のステージではフィーリングがさらに良くなり、それが好タイムに繋がりました。残念ながら午後のステージで左フロントダンパーが破損してしまいましたが、それまでは完璧でした。競争はかなりハイレベルですが、何とか良いタイムを刻もうと努力しています。関連:【WRC】 ラリー・イタリア 2日目:ヘイデン・パッドンが首位に浮上
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