トヨタ車体のラリーチームであるチームランドクルーザー・トヨタオートボデーは、2015年1月3日にアルゼンチン ブエノスアイレスをスタートする『ダカールラリー2016アルゼンチン〜ボリビア』の市販車部門に、同社が開発・生産を担うランドクルーザー200シリーズをベースにしたラリー仕様車2台で参戦し、3連覇に挑む。2015年8月31日に創立70周年を迎えた節目を機に、ラリー参戦活動においても新しいチャレンジをスタートさせ、"もっといいクルマづくり"への取り組みをさらに加速させる。
1995年のダカールラリー参戦以来、初となる社員ドライバーを起用するとともに、チームに帯同し、ラリー車開発を専属で担当する社員エンジニアを新たに加えた新体制で今大会に臨む。これまでも監督やナビゲーターに社員を起用し、参戦を続けてきたが、今回からさらに社員が担う領域を拡大することで、過酷な戦いでクルマを作る人を鍛え、その鍛え上げられた人が"もっといいクルマづくり"に邁進する。また、ラリーに使用する燃料は、前回に引き続きスポンサー各社や近隣小中学校をはじめとする地域の方々、ならびに従業員の協力を得て集めた廃食油に加え、今回から新しい取り組みとしてデンソーの藻油から精製したBDFも加えることで、環境技術の発展と循環型社会の仕組みの広がりへ貢献していく。ダカール2016参戦車両ランドクルーザー200ラリー仕様車ダカールラリー2016参戦車両は、年々ハイスピード化するラリーの傾向にあわせ、サスペンションを改良し、車両の路面追従性能を高めたほか、走行中のマイナートラブルによるロスタイムを最小限にとどめる対策に重点をおき準備。アフリカモロッコ王国での自主テスト、モロッコラリー2015参戦による実戦テストを経て熟成させた車両となる。また、会社創立70周年を記念し、トヨタ車体のコーポレートカラーであるブルーを基調にした車両カラーリングに一新した。
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