トロ・ロッソは、F1 モナコGP予選で、セバスチャン・ブルデーが16番手、セバスチャン・ベッテルが18番手だった。トロ・ロッソは、STR3での初めての予選に挑んだが、大きな飛躍を遂げることはできなかった。やはりテスト不足と経験不足が大きな要因だと思われる。セバスチャン・ブルデーは、新車の投入により、ギアボックスが新しいものになったため、明日の決勝はレギュレーションにのっとり5グリッド降格処分が化せられ、最後尾からのスタートとなる。
セバスチャン・ブルデー (16位)「1周目でマッサに追いつき、2周目はもっと良いタイムが出せるはずだった。結局は同じだったけどね。クルマの動きを読み取るのがとても難しい。特にホイールが頻繁にロックするブレーキング時が難しい。実際、それが2回目のアタックのトラブルの原因だった。トンネルを抜けるところでリヤがロックするのは分かっていたので、バランスを1クリックだけフロントへ移動させた。すると、今度はフロントのコントロールを失った。全体的な感想としては、ほんとんどのコーナーのエントリーでクルマの足下がゆるい感じがする。新車での経験が浅いのと、午前中のセッションでドライ走行ができなかったのも良くなかった。1周につきあと1.5秒ぐらいペースを上げなければならないが、モナコをF1カーで走るのは初めてなので、他のサーキットより少し大変だ」セバスチャン・ベッテル (18位)「1回目のラップタイムはかなり期待できるものだった。その後もプライム・タイヤで行けば良かったのかも知れない。1回目の計測ラップでオプション・タイヤがダメになってきていたんだ。コース全体を通して良いグリップレベルを維持することができず、特に終盤でタイムロスしてしまった。ペナルティでグリッド最後尾になってしまったのは残念だ。雨が降ることを期待するよ。たくさん降って欲しいね!」ジョルジオ・アスカネリ「どちらのクルマにもトラブルは発生せず、2台のリヤエンドのシェイクダウンを行うことができて満足している。しかし、パフォーマンスに関してはまだ十分ではない。必要なラップタイムをまとめるにはまだ難しい点があるようだ」