トロロッソ・ホンダのチーフエンジニアを務めるクラウディオ・バレストリが、F1ロシアGPの予選日の作業を振り返った。ピエール・ガスリーは、Q2最初のアタックラップにて素晴らしいパフォーマンスを見せ6番手タイムをマークしたが、中団の僅差の争いの中で最終的には11番手となり、僅か0.05秒の差でQ3への進出を逃した。
ダニール・クビアトは予選前に行われたFP3中にPUにトラブルが発生。コース上でマシンを止めて、新しいスペック4のPUへ変更することを余儀なくされた。グリッド後方からのスタートが決定していたダニール・クビアトはPU交換作業を急ぐことはせず、予選への出走を諦めることとなった。「今日は複雑な心境だ。ガレージのダニー(クビアト)の側ではFP3の開始時にPUに問題が発生し、変更を余儀なくされた。そのプロセスにはかなり多くの時間が必要となり、すでに以前のエンジン交換ペナルティによって後方グリッドからのスタートが決まっていたので、仕事を急がず、予選をスキップすることに決めた。それで明日のグリッド状況が悪化することはない」とクラウディオ・バレストリはコメント。「ピエールに関してはFP3と予選の両方で、特にQ2の最初の走行で良いレベルのパフォーマンスを生み出すことができた。残念ながら、Q3に進むには不十分だった」「グリッドペナルティにより、レースは簡単にいかないだろうが、クルマは金曜日のロングランで良いペースを示しており、明日はポイントを獲得するためにベストを尽くすつもりだ」