トロロッソ・ホンダのF1チーム代表を務めるフランツ・トスト、テクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンがF1カナダGPの決勝レースを振り返った。トロロッソ・ホンダは、ダニール・クビアトが10位入賞を果たしたが、アレクサンダー・アルボンはオープニングラップでの接触でフロントウイングを破損させて挽回が不可能だったことでPU(パワーユニット)のマイレージを温存するためにリタイアした。
「今週末の序盤から我々のパフォーマンスがモナコと同じレベルに達していないことはわかっていた。それにもかかわらず、エンジニアとドライバーはその不足分を補うために本当に良い仕事をしてくれた」とフラント・トストはコメント。「10番手と13番手からレースをスタートし、両ドライバーとも比較的良いスタート切った。残念ながら、アレックスはジョビナッツィと接触してフロントウイングを失ってしまいい、新しいものと交換するために早々にピットに入らなければならなかったず、ベースタイヤに交換した」「この時点で、アレックスのレースは多かれ少なかれ終わっていた。接触後にあまりに多くのタイムを失っていたので、PUのマイレージを温存するためにリタイアさせた」「ダニールは素晴らしいレースを見せ、スタートではペレスに対して非常にうまくポジションを守った。レース終盤に彼はパフォーマンスを向上させ、他車を追い抜いて1ポイントを獲得した。ここで我々に達成できた最大限だったと思っており、今後のレースではもっと強力なパフォーマンスを発揮して2台揃ってポイントフィニッシュできるようにすべてのデータを分析し、カナダで他と比べてどこで失っていたのかを解明しなければならない」ジョディ・エギントンは「今日は本当にかなり複雑な気持ちになっている」とコメント。レース終盤にストロールとサインツとの素晴らしいバトルで1ポイントを獲得したダニー(クビアト)とは良いレースができたが、その一方で、残得寝ながら、アレックスはレーススタート時の接触にとってフロントウイングの交換が必要になり、ミッドフィールドでのバトルに参加する機会は終わってしまい、そこから巻き返せる可能性はなかった」「チーム側はピットストップでスタッフがパフォーマンスを発揮したし、エンジニアはタイヤとレース戦略をきっちり管理した。ここカナダでもマシンについていくつか学ぶことがあった。今は我々のパッケージにもっと適していると予想する今後のレースを楽しみにしている