トロロッソ・ホンダは、F1中国GPでアレクサンダー・アルボンが10位入賞、ダニール・クビアトはリタイアでレースを終えた。フランツ・トスト (チーム代表)「レースウイークの始めから競争力のあるパッケージを準備できた。中団でいい勝負ができていたので、予選ではいい結果を期待していた。残念ながらFP3の終盤でアレックスがクラッシュし、マシンに大きなダメージを負ってしまった」
「モノコックを交換するなど多くの作業が発生し、予選を走らずピットレーンから決勝を走ることになった。決勝では多くのマシンをオーバーテイクし、ポイント圏内の10位でフィニッシュできた。いいパッケージであったことを証明してくれたと思う。ダニールは不運なことに、1周目で後ろから接触されバランスを崩した。そしてワイドに開いていたノリス選手がトラックに戻ると、ダニールのマシンの左前に接触した。ダニールにはなす術がなかったと思っているが、ドライブスルーペナルティーを科されてしまった。その後のピットストップの際にフロントノーズのダメージを確認した。さらに次のピットストップの際にフロントウイングを交換したが、ポジションを下げる結果となり、PUのマイレージを節約するためにもリタイアを決めた。ダニールはいいラップタイムで走れていてポイント獲得の可能性があっただけに残念だ」アレクサンダー・アルボン (10位)「まずは決勝に向けてチームスタッフが頑張ってくれたことにお礼を言いたい。FP3の後は落ち込んでいたが、昨夜シャシーの交換などをみんなが頑張ってくれ、今日はいいレースができた。ポイントを獲得し、彼らの努力に報いることができてよかった。レースウイークをとおしていいペースで走れていたのでQ3に進出する自信があったが、クラッシュからの修復のために予選を走ることはできなかった。今日は2回のピットストップで走る戦略だったが、タイヤの消耗が思ったよりも大きく、判断の難しいレースになった。FP2ではライバルチームよりもタイヤマネジメントが上手くできていたので、当初の戦略どおりハードタイヤでできるだけ走ることにした。レース終盤でグロージャンが追い上げてきた時にはヒヤッとしたが、抜かれることなくフィニッシュできてよかった」ダニール・クビアト (リタイア)「1周目以降、いいレースができずにそのまま終わってしまって残念だ。マシンにダメージは負ったがペースはよく、ポイント圏内でフィニッシュできる可能性があっただけに、残念な結果になってしまった。1周目のマクラーレン2台との接触で、僕がペナルティーを受けるのは納得しがたい。両側を他のマシンに挟まれていたし、接近して走る1周目であのような接触が起きてしまうのは避けようがない」
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