トロロッソ・ホンダは、2018年のF1世界選手権でドライバーが喫したクラッシュによって230万ユーロ(約2億9000万円)以上を費やすことになった。ホンダをパートナーに迎えた初年度、トロロッソはピエール・ガスリーがベストリザルトとなる4位入賞を果たし、33ポイントを獲得してコンストラクターズ選手権を9位で終えた。
トロロッソのチーム代表を務めるフランツ・トストは、好調なパフォーマンスとは裏腹に、スペインでのピエール・ガスリー、カナダでのブレンドン・ハートレーの1周目での事故を含めた数々のクラッシュによっ高価な代償を払ったことを明らかにした。「今シーズンはハイライトもあったが、それほど良くないレースもあった」とフランツ・トストは Autosport にコメント。「ハイライトはかなり明白だ。バーレーンでのガスリーの4位フィニッシュは力強いレースだったし、彼が6位でフィニッシュしたブダペスト、モナコ(7位)もとても良いレースだった」「スパは良いレースだった。ポイント圏内でフィニッシュできるとは思っていなかったが、9位でフィニッシュできたからね。それにメキシコでは10位でフィニッシュした」「それから我々は多くのクラッシュを起こした。今年はクラッシュのためだけに230万ユーロを費やした」「バルセロナではガスリーと1周目にスピンを喫したグロージャンとの間で激しいクラッシュがあった。ガスリーはどうすることもできなかったし、フランスではオコンと1周目にクラッシュした」「それにカナダではストロールとハートレーが激しくクラッシュし、シルバーストンでの状況もあった(ハートレーがFP3でサスペンション故障によって大クラッシュ)。モンツアでは、ブレンドンがストフェル・バンドーンとマーカス・エリクソンに当てられた。両方とも1コーナーに達することさえなかった。4つの側がほぼなくうなっていた。あまり良くはなかったね」トロロッソは、シーズン中盤にアップグレードに失敗してミッドフィールドバトルから後退したが、ピエール・ガスリーはチームのポイントはマイナス面を上回ったと考えている。ホンダのライバルと比較しての進歩によって、トロロッソはシーズン終了までライバルとの戦いを続けることができた。今年、トロロッソからレッドブル・レーシングに移籍するピエール・ガスリーは、トロロッソにはより多くの“一貫性”が必要だと考えている。「ルノーとはどうやっても戦うことができなかった。両方のドライバーが多くのポイントを獲得していた」とピエール・ガスリーはコメント。ガスリーは29ポイントを獲得したが、チームメイトのブレンドン・ハートレーは4ポイントしか獲得できなかった。「フォースインディアの方が優れていたし、僕たちは自分たちに見合ったポジションから遠くないところにいると思う。ミッドフィールドは非常に僅差なので、些細なことが本当に多くのゲインをもたらすことがある」「メンタリティは良いし、仕事も良い。ホンダが本当にタフな3シーズンを過ごしてきたこと、僕たちは去年彼らがマクラーレンと獲得したよりも多くのポイントを稼いだことを忘れてはならない」「それはパフォーマンスが向上したことを意味する。そこが僕たちが見ていくべきことであり、来年も続けていくべきことだ」
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