日産e.damsのチーム代表ジャンポール・ドリオは、トロロッソ・ホンダでF1デビューの可能性があるアレクサンダー・アルボンのために“解決策”を見い出そうとしているが、日産とe.damsはこのような状況に“非常に不満を抱いている”と認める。日産e.damsは、アレクサンダー・アルボンと3年間のフォーミュラE契約を結んだが、トロロッソ・ホンダが起用を望んでいることで、アルボンは契約を解消する方法を模索している。
レッドブルは数年前にアレクサンダー・アルボンをジュニアプログラムから外しているが、先週、ヘルムート・マルコは来シーズンのトロロッソ・ホンダのドライバーとして起用すべく、彼と日産と交渉を行った。交渉はフォーミュラEの合同テスト期間中に行われたことで、アレクサンダー・アルボンはテストに参加せず、日産は貴重な走行時間を失うことになり、最終日にはオリバー・ローランドを走らせることになった。「予期せぬことだった」とジャンポール・ドリオは Autosport にコメント。「DAMSと日産e.dams内は非常に不満を抱いている。DAMSとフォーミュラEに関して、我々はアレクサンダー・アルボンのレースを経済的に支援するために多くのことを行ってきたからね」「我々は彼に良いクルマを与えた。ART Grand Prixに所属していた1年前は彼はあまりパフォーマンスを発揮できずにいた。そして、我々とともに彼はとても速いことを示した。それは疑いのないことだ」「我々は彼と3年契約を結んだが、突然連絡があった。我々は彼に多くの手を差し伸べ、イメージを輝かせていた。トロロッソがヘルムート・マルコと一緒にやってきて、アルボンをクルアに乗せたいと言ってきた」「彼がどうしたいかは誰に聞いても答えはわかるだろう。彼はF1について話をしているし、ドライバーであれば、常にそれを夢見るものだ。答えはわかっている」「なので、我々はトロロッソと交渉している。想像できると思うが、日産のトップマジメントはあまり快く思っていない。彼らはとても不満を抱いている。我々は彼と3年契約を結んでいるのだからね。だが、我々は解決策を見つけ出そうとしている」ジャンポール・ドリオは、まだ何も決定しておらず、トロロッソ、アレクサンダー・アルボン、日産との愛大n交渉は継続していると明かした。「我々は解決策を見つけようとしている。もう運転したくないドライバーがいるときに何ができるか? だが、我々には契約がある。それは明らかだ」とジャンポール・ドリオはコメント。「現時点で何も完了はしていない。オリバー・ローランドをクルマに乗せたのはそれが理由だ。サードドライバーのような立場でね。我々はどのように発展するか今後2~3週間見ていくことになるだろう」「我々は全員にとってベストな解決策を見つけるためにトロロッソと交渉を行っている」