トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーの後任候補として、レッドブルはマクラーレンの注目の新人ランド・ノリスのローン移籍での獲得を検討していると MOTORSPORT WEEK が報じている。ブレンドン・ハートレーとチームメイトのピエール・ガスリーは、昨シーズン後半にダニール・クビアトの解雇、ホンダとのエンジン契約に絡んだカルロス・サインツのルノー移籍にともなって、トロロッソでF1デビューを果たした。
レッドブルの姉妹チームであるトロロッソは、ジュニアドライバーの一人がパフォーマンスが悪い場合にドライバーラインナップを変更してきた歴史があり、これまで複数の情報源が18ポイントを獲得しているピエール・ガスリーと比較して1ポイントしか獲得できていないブレンドン・ハートレーがシート喪失の危機にあると報じている。F1スペインGPの週末には、元ザウバーのF1ドライバーを務めたメルセデスの契約ドライバーであるパスカル・ウェーレインがブレンドン・ハートレーの後任を務めるという噂が広まったが、ハートレーは自分には契約があるとしてこの噂を一蹴している。「噂を聞いて驚いている。僕には契約がある。F1では常に多くの噂があるし、ドラバーとしてはあまり記事を読まない方がいいと思う」とブレンドン・ハートレーは語っている。現在、レッドブルはジュニアドライバーが枯渇。最も年長なドライバーはダニエル・ティクトゥムだが、まだヨーロッパF3選手権への参戦を開始したばかりであり、少なくとも2020年まではF1昇格は難しいと見られている。それはホンダの育成ドライバーである福住仁嶺も同じことが言える。したがって、レッドブルは外部に目を向けなければならないが、最新の噂では現在フォーミュラ2をリードするランド・ノリスをマクラーレンからローン移籍で獲得することを検討しているとされている。マクラーレンは、フェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンを起用しているが、アロンソに関しては2019年にマクラーレンとインディカー参戦が噂されており、バンドーンに関しては今シーズン限りでのシート喪失が噂されている。そのため、フル参戦にむけてランド・ノリスにF1での経験を積ませておくことはマクラーレンにとってもメリットとなる。レッドブルは、ブレンドン・ハートレーに実力を証明するためにあと数レースのチャンスを与えるとされている。これまでブレンドン・ハートレーの後任候補には、パルカル・ウェーレイン、アントニオ・ジョヴィナッツィ、フェリックス・ローゼンクヴィスト、ロバート・クビサといった名前が挙げられている。
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