トロ・ロッソのチーム代表フランツ・トストは、2017シーズン途中にカルロス・サインツを失ったことはチームにとって“大きな損失”だったと語る。カルロス・サインツは、トロ・ロッソとホンダとのパワーユニット交渉の一部として、当初の計画よりも早くF1アメリカGPからルノーへと移籍。カルロス・サインツは、その時点でチームの52ポイントのうち48ポイントを一人で稼いでいた。
その後、トロ・ロッソは1ポイントしか獲得できず、最終戦でルノーに抜かれてコンストラクターズ選手権7位で終えることになった。フランツ・トストは、ホンダとの2018年については楽観的だが、カルロス・サインツを失ったことは大きな損失だったと認める。「チームの大部分のポイントを獲得したカルロスを失ったのは大きな損失だった」と フランツ・トストは RACER にコメント。「彼はクルマを知っていたし、タイヤの管理について明確なイメージを持っていた。彼はチームと非常にうまく仕事をしていた。チームにとって大きな損失だったと言わなければならない」もう一人のドライバーだったダニール・クビアトは、マレーシアGPと日本GPでピエール・ガスリーにシートを明け渡したあと、アメリカGPでシートに復帰。10位入賞を果たして1ポイントを獲得したが、その後、チームを解雇された。フランツ・トストは、厳しいシーズンを過ごしたダニール・クビアトに同情していると語る。「私はまだ彼を非常にスキルの高いドライバーとして評価していると言わなければならない。彼は速い。全てがまとまっているときの彼はとても速い。それは過去に彼が示してきたことだ」とフランツ・トストは語る。「彼がGP3でチャンピオンを獲得し、F3でレースに勝ち、F1で表彰台に立ったのには理由がある。そのすべてが彼の実力によるものだ。だが、今シーズンは様々な理由でチームと彼はそれをまとめることができなかった」「彼のせいだけではなく、我々の側にも責任はある。クルマは常に信頼性があるわけではなかったからね。彼は自信を失い、取り戻すことに苦労した。それがダニエルに起こったことだと思っている。個人的にはF1に戻ってくることを願っている」
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