トロ・ロッソのチーム代表フランツ・トストは、ダニール・クビアトがトロ・ロッソのシートを喪失して、レッドブルから解雇された理由を説明した。ダニール・クビアトは、先週末のF1アメリカGPで2戦ぶりにトロ・ロッソでレース復帰を果たして10位入賞を達成していたが、その後、レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコとフランツ・トストと話し合いを行い、レッドブルから解雇されることが決定した。
フランツ・トストは、ダニール・クビアトが今シーズン、いくつかの技術的なトラブルに見舞われていたことを認めつつも、彼自身にもミスはあったとし、また、チームメイトのカルロス・サインツが48ポイントを獲得したのに対し、4ポイントと結果を出せなったことも理由だと述べた。「今年のダニールのシーズンは非常に残念だった」とフランツ・トストは Autosport にコメント。「ダニールの手に負えない多くの技術的な問題があったし、彼にはどうすることもできなかった。だが、ドライバーエラーもあった。両当事者がお互いに信頼を失っていた」「そのような状況では、『OK、関係を止めよう』と言った方がいいし、これはダニールに他チームを探し、未来を探すチャンスを与えるものだ」「我々は、今後も一緒に仕事をしていく上で必要なレベルの信頼がもはやそこにはないと感じた」ダニール・クビアトは、2018年のF1シートに関して、ウィリアムズとザウバーとコンタクトを取っているが、そのチャンスは非常に低い。今シーズン、結果を出せなかったことも状況を難しくしている。ダニール・クビアトは、今シーズンの困難な結果が将来を不透明にしているとメディアに対して率直に語っていた。そのようなダニール・クビアトのアプローチがレッドブルの決断に影響を与えたかと質問されたフランツ・トストは「もちろんだ。だが、最終的に重要なのは結果だ」とコメント。「両当事者とももっと多くのことを期待していたし、それは起こらなかった。したがって、両当事者にとって終了が最善の解決策だった」F1メキシコGPでトロ・ロッソのシートに座っているブレンドン・ハートレーは、2010年にレッドブルのジュニアプログラムから解雇されている。今後、ダニール・クビアトがレッドブルに復帰する可能性について「どんなことも可能だ」とフランツ・トストはコメント。「モータースポーツ、特にF1では決してないとは言い切れない」「ダニールには才能があるし、彼はとても速い。彼がすべてをまとめることができれば、彼は成功を収めるだろう」「彼は過去にそれを示した。GP3選手権で優勝し、レッドブルと表彰台に上がった。彼はスキルの高いドライバーだ。今でも彼はとても速いドライバーだと確信している」「すべてがまとめれば、彼は上位にいられるだろう。それは彼が過去に示していたことだ」
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