トロ・ロッソは、2017年にルノーのパワーユニットに変更することで、レッドブルとより多くの技術を共有していくことになる。2014年と2015年のように共通のパワーユニット・プラットフォームを持つことは、技術と研究開発でオーバーラップすることが多くなり、コスト削減にも繋がる。「2つのF1チームを持っていることは常に意味があることだ。チーム間で重複する部分があるからね」とトロ・ロッソの技術代表ジェームズ・キーは語る。
「ルノーがエンストンのチーム(旧ロータス)を買収するかどうかクリアではなく、彼らがやってることに不確実性があったので、我々はルノーから立ち去った」「それに、我々は両方のチームに少し影響を及ぼしていたいくつかのトラブルがあったのをわかっていた。だが、それらの多くのはなくなった」「最初にルノーを走らせた際の意向は、(レッドブル)と同じエンジンを持つことだった。パワーユニット関連の技術で共有できる共通部分があるからね」「それは分けられており、あるチームから他チームに売られることはない」「それは両チームに合った解決策を導き出す能力を与えてくれるし、結果として2つの研究開発の流れを1つにできるので、コスト削減にもなる」ジェームズ・キーは、チームが各R&D部門で対処できる部分があることを強調した。「我々は内蔵ギアボックスがあるが、燃料システム、ハイドロリックシステム、おそらくエキゾースト設計やエレクトロニクスの一部までアイテムを広げられるかもしれない」「それらは共通化できる部分であり、大きな意味をなす部分だ。コスト削減になるのは確かだ」
全文を読む