トロ・ロッソのチーム代表フランツ・トストは、今後数週間以内にF1での将来を繋ぎとめるエンジン供給契約をまとめられると自信をみせている。FIAとエンジンメーカー全4社が集まったジュネーブでの会議で、1年落ちのパワーユニットの使用が許可されることになった。レッドブルとトロ・ロッソは、今シーズン末でルノーとの契約を解消する準備をしているが、トロ・ロッソはフェラーリとのパートナーシップを再開させるとみられている。
「我々はまだ交渉している。どんどん近づいているし、数週間以内に決定することになるだろう」とフランツ・トストは Autosport に述べた。「シーズン末までにそうなることを願っている。さもなければ、メルボルンのスタートは非常にタフになるだろうからね。カレンダーが変更し、以前よりも2週間早まったことを考えればならさらだ」フランツ・トストは、1年落ちのエンジンで走るという可能性が“我々を援助する”と付け加えた。「我々が何を得るかを決定するのはメーカーだし、最終的には我々は得られるものに満足しなければならない」「それが1年落ちなら、そういうことになる。その場合に受ける我々の影響は、我々が望んでいる、もしくは願っているようなレベルではないかもしれない」「この規約と状況を考えれば、我々は彼らがオファーするものを手に入れなければならない」また、フランツ・トストは、マックス・フェルスタッペンとカルロス・サインツが2016年ドライバーを務めない理由はないと考えている。前戦F1アメリカGPでは、マックス・フェルスタッペンが4位、カルロス・サインツが7位で終えており、コンストラクターズ選手権で6位のロータスに7ポイント差まで迫った。「彼らは素晴らしい仕事をしている」とフランツ・トストは述べた。「来年を楽しみしている。願っている全てがうまくいくことを期待している」「まだ決定していないが、彼ら二人と続けられればいいと思っている」「ジェームズ・キー(テクニカルディレクター)と彼の技術チームが、来シーズンも非常に競争的なクルマを作ってくれると確信しているし、将来を楽しみにしている」