新しいコンコルド協定で、2010年からカスタマーマシンの使用が禁止される見通しで、コンストラクターへの転身を余儀なくされているトロ・ロッソ。トロ・ロッソの共同オーナーであるゲルハルト・ベルガーが、カスタマーシャシー問題、トロ・ロッソの今後について語った。ゲルハルト、カスタマーマシン問題、フォース・インディアとあなたの“意見の相違”に関しての状況はどうですか?チャンピオンシップからスーパーアグリーが抜けて、状況は明らかに変わった。今では全10チームがテレビ収入の分配を受けられるからね。それは別として、...
レッドブルが今年フォース・インディアに「ボーナス」を支払うことに同意したという噂があります。これは本当ですか?まだ弁護士が検討中だ。どうなるかはわからない。数日以内に決着がつくと思う。今シーズン以降のカスタマーマシンに関する議論はどうなっていますか?まだ何も最終決定していないと言っていましたが・・・チームの間では、2010年からは何がコンストラクターで何がそうでないかを定義する文言に明らかに合意している。何も変わらなければ、2010年から、我々は新コンコルド協定のもと、コンストラクターにならなければならない。レッドブルのディートリッヒ・マテシッツは、2つのチームの間に相乗効果がなければ、ふたつ目のチームに資金を提供しないでしょう。カスタマーマシンが合法化されたら、彼はトロ・ロッソの株式売却の考えを変えるかもしれませんね?わからない。それはディディ(ディートリッヒ・)マテシッツに聞いてくれ!スーパーアグリの撤退により、誰もが予算制限が遅かったと認識したようです。チームの出費をどのように節約しますか?とても複雑なプロセスになるので、専門家が作業しなければならないし、正しい提案をしなければならない。重要なことは、常に誰もがコストを削減しなければならないという同じ考えを持つことだ。現時点では、コストをコントロールしなければならないと強く考えているのは一部のチームや個人だけだ。一方で「コストの問題はない。これはF1であり、我々には資金があるので、これまでしてきたのように続けたい。他のチームが資金を見つければよい」と言っている人たちもいる。そこには2つの見解があり、どちらが成功するかはわからない。マニュファクチャラーは彼らの技術力を見せびらかしたいのだ。フォース・インディアや我々がマニュファクチャラーを上回っていたら、こんな議論はされないだろう。しかし、そうではないし、問題は、将来、独立チームがフェアな方法で生き残る余裕があって、市場が資金を供給できるかだ。目標は、独立チームに競争力を持つチャンスを与えることだと思う。最下位は結局価値がないのだからね。プライベートチームにとって、資金を見つけるのはとても困難です。それを助けるためにはどうすべきですか?評価する方法を見つけなければならないと思う。今日、マシンで市場価値の価値がある(スポンサーシップする)部分は、最低1億2千万〜1億5千万ユーロの予算がかかることは知られているし、特定の部分にいくらかかるかもわかっている。スポンサーにとっては費用対効果がなければならない。それは優勝できるチーム、歴史があるチームにだけ成り立つ。つまりフェラーリなら素晴らしいが、これからチームを作ろうという場合には問題になる。では、どのようなオプションがあるのでしょう?私が単に自分のために話していると指摘されそうなので、このようなことを言うべきではないかもしれない。しかし、しばらくトロ・ロッソから離れたとして、「ポットの中身」を均等に分ければ、まずは助けになると思う。そして次に、全チームがショーの一部になるようもっと公平にする。それはトヨタの独走を許さないということだ。加えて、レースに優勝するチームは、テレビに長時間映るアドバンテージがあるのだから、スポンサー収入を得る強い立場に立てる。(マクラーレンのチーム代表)ロン・デニスはわたしの意見に賛成しないだろう。でも、私はそれがよりよいシステムだと思う。トロ・ロッソを将来も持ちたいなら、そして、投資家を引きつけたいなら、おそらくコンストラクターチームにならないければならないでしょう。これにはコストがかかりそうですね。2010年までに完了しなければならない場合、このプロセスをいつ始めるべきでしょうか?(トロ・ロッソは)コンストラクターチームだ! ミナルディ(レッドブルが買収しトロ・ロッソに変えたチーム)は常にコンストラクターチームだった。我々がレッドブル・テクノロジーズを利用しているのは事実だが、これは我々のために考えるエンジニアがいるということだ。将来、空間的に隔離しなければならなく、おそらく30〜40人のエンジニアがファクトリーにいなければならないかもしれない。しかし、風洞やパーツ製造を外注できないというルールはない。昔からそうだ。人々はコンストラクターが何かという定義を厳密にしたいのだと思う。トロ・ロッソもいくつか変更が必要かもしれないが、大きな問題ではない。それをするには2年あるのだからね。ドライバーへのチームの責任についてはどう思いますか?彼らは、明らかに異なる状況の下で契約書にサインしました・・・これはドライバーが常に直面することだ。、ルイス・ハミルトンは、マクラーレンが株式の30%をバーレーンに売却するとは知らずに、契約したと言える。このような状況では、チームがそのような動きから利益を得るだろうということ除き、結果はわからない。我々をみると、我々はこれまでよい仕事をしてきたと言える。だから全てがばらばらになるのは悲しいだろうね。ドライバーに関しては、彼らが予期していたものを手にいれている思うし、シーズン後半はもっとよくなるだろう。F1レーシングでのあなた個人の将来はどうなると思いますか?FIA会長との噂もささやかれていますが・・・それはわたしも聞いた。その役職にふさわしいと思ってもらえるのは素晴らしいことだが、やりたい仕事ではない。私は常にスポーツ、マシン、ドライバー、チーム、サーキットでの戦いに興味を持ってきた。身の程知らずを警告する古い格言はありませんか?ディートリッヒ・マテシッツが所有するトロ・ロッソの株式を買い取る候補者が現れたという噂については?複数の関係者と交渉中だ。契約書のインクが乾いたら、誰がトップにきたか聞きに来れてくれ。