エイドリアン・スーティルは、ル・マン24時間レースでレースをすることを望んでおり、WEC世界耐久選手権への転向に関心を示している。今年ザウバーでF1を戦ったエイドリアン・スーティルだが、ザウバーは2015年のドライバーとしてマーカス・エリクソンとフェリペ・ナスルを起用することを決定。エステバン・グティエレスとともにF1レースシートを失った。
エステバン・グティエレスは、2015年にフェラーリのテスト兼リザーブドライバーに就任してF1に留まることになったが、エイドリアン・スーティルは、F1以外のオプションを検討しなければならなそうだ。「本当に面白いカテゴリーでたくさんの機会がある。それはF1だけである必要はない」とエイドリアン・スーティルはコメント。「僕の通常の計画は狂ってしまったので、いくつかのカテゴリーに目を向けなければならない。僕はとてもオープンだ」「何が起ころうとも楽しみだ。来年走れないとしても、まだ僕はハッピーな男だ」「再来年はハースがF1に参入するし、面白いプロジェクトだと思う」「WECも面白いプロジェクトだ。誰もが褒めているし、僕もそう感じている。クルマは速いし、おそらくF1と似ていると思う」「もちろん、自分のキャリアでル・マン24時間で走りたいと思っているし、そのステップを踏んでとても満足しているF1ドライバーがいるのを知っている」「自動車メーカーがいるし、それはドライバーの将来のために良いことだと思う。信頼できるパートナーが必要だし、長期的な契約を結ぶことができれば、本気で働いて、改善していくことができる」F1キャリアで128戦に出走しているエイドリアン・スーティルだが、あだ表彰台を獲得したことはない。「僕は31歳だし、まだ何年もF1に走れると思っている。でも、僕はF1にいたし他のどこかにいかなければならないときがくる」2012年に一度F1を離れた経験のあるエイドリアン・スーティルは、2015年にF1でレースをしない見通しにもリラックスしていると語る。「離れていた一年は素晴らしかった。素晴らしい時間だったし、他のドライバーよりもちょっとリラックスしていたかもしれないね」「2012年にどうなるかわからずに苦しんでいた2011年のことを覚えている」「今もそうだけど、その経験が少し自分を落ち着かせてくれている。人生は続いていくし、僕はそれを見てきた。年を取るほどにより理解していくものだ」