2019 SUPER GT第2戦『FUJI GT 500km RACE』の予選が5月3日(金)、静岡県の富士スピードウェイ(1周4,563m)で行われた。GT500クラスは、Q2で逆転したNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が、開幕戦に続き連続ポールポジション(予選1位)を獲得。GT300クラスは、No.56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R(平峰一貴/サッシャ・フェネストラズ)がクラス1位となり、両クラスでNISSAN GT-Rがポールポジションとなった。
予選日は青空に富士山がくっきり望める好天に恵まれ、10連休の半ばということもあり、早朝からとても多くの観客が訪れた。SUPER GTの予選は、Q1とQ2の2回で行われるが、Q1で8位以内に入らないとQ2に進めないという厳しいノックアウト方式となる(GT300クラスはQ1の16位以内)。予選Q1でGT500クラスのトップとなったのはNo.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rの平手晃平。レクサス系のチームでこれまで2度のチャンピオンを獲得しながらも、昨年はGT300クラスで走り、今季は心機一転でNISSAN系チームに移籍。早くも2戦目にして、その実力を見せる形となった。2番手には、この富士をホームコースとするレクサス系のチームで、一昨年のチャンピオンであるNo.37 KeePer TOM'S LC500の平川亮だった。Q2では、時間いっぱいのラスト2周でアタック合戦が繰り広げられた。Q1を松田次生が5位で通過したNo.23 MOTUL AUTECH GT-Rは、Q2をロニー・クインタレッリが渾身のタイムアタックを決め、1分26秒871のコースレコードタイムを叩き出す。これに対し、No.37 KeePer TOM'S LC500(ニック・キャシディ)、No.12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹)もレコードタイムを記録するも、No.23 MOTUL AUTECH GT-Rには僅かに及ばず。これで開幕戦岡山に続き、クインタレッリの連続ポールポジションが確定した。予選2、3位はNo.37 KeePer TOM'S LC500、No.12 カルソニック IMPUL GT-R。雨の開幕戦を制したホンダ NSX-GT勢では、予選4位にNo.16 MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤英紀/中嶋大祐)がつけた。GT300クラスは、今季からGT500クラスに加えこのクラスにも参戦する近藤真彦監督が指揮するNo.56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-Rが、Q1でサッシャ・フェネストラズが2位、Q2は平峰一貴が1位と快走を見せ、クラス参戦2戦目にしてポールポジションを獲得した。2、3位にはNo.25 HOPPY 86 MC(松井孝允)、No.5 ADVICS マッハ車検 MC86 マッハ号(平木湧也)と、ガレージビルドのマザーシャシー車両がそろって入った。決勝レースは明日5月4日の午後2時30分にスタートし、500kmに渡る長距離戦を行う。GT500クラスNo.23 MOTUL AUTECH GT-Rロニー・クインタレッリ「自分の中で富士の第2戦は、多くのファンが来てくれる特別なレース。そのレースでこうしてポールポジションを獲ることができて、とても嬉しいです。Q1で松田次生選手がいいペースで走っていたので、自分はQ2で『1分26秒台を出さなきゃいけない』と思いながらスタートしましたが、正直言って(26秒台は)無理だと思っていました。でもアタックを終えて26秒台が出たことを知って、自分ながら“凄いな!”と思いました(苦笑)」GT300クラスNo.56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R平峰 一貴「Q2ではとても集中することができ、最高のアタックになりました。自分でも忘れていましたが、ポールポジションを獲ったのは、昨年の最終戦に続いて今回が2回目ですね。今年は移籍したので、その時とはチームも違うし、クルマも変わっていますが、チームがとてもいい状態にクルマを仕上げてくれました。チームの頑張りもあって(チームのGT300クラス)参戦2戦目でポールを獲ることができたし、本当に嬉しいですね」2019 SUPER GT 第2戦 富士スピードウェイ 公式予選Pos.No.CarDriverTireWHTime123MOTUL AUTECH GT-R松田次生ロニー・クインタレッリMI17kg1分26秒871237KeePer TOM分S LC500平川亮ニック・キャシディBS0kg1分27秒105312カルソニック IMPUL GT-R佐々木大樹ジェームス・.ロシターBS11kg1分27秒28943CRAFTSPORTS MOTUL GT-R平手晃平フレデリック・マコヴィッキィMI8kg1分27秒323516MOTUL MUGEN NSX-GT武藤英紀中嶋大祐YH4kg1分27秒402639DENSO KOBELCO SARD LC500ヘイキ・コバライネン中山雄一BS0kg1分27秒588717KEIHIN NSX-GT塚越広大ベルトラン・バゲットBS0kg1分27秒690838ZENT CERUMO LC500立川祐路石浦宏明BS3kg1分27秒75696WAKO’S 4CR LC500大嶋和也山下健太BS0kg1分28秒308108ARTA NSX-GT野尻智紀伊沢拓也BS20kg1分28秒3511136au TOM’S LC500関口雄飛宮田莉朋BS2kg1分28秒457121RAYBRIG NSX-GT山本尚貴.ジェンソン・バトンBS0kg1分28秒4861324リアライズコーポレーション ADVAN GT-R高星明誠ヤン・マーデンボローYH6kg1分28秒7141419WedsSport ADVAN LC500国本雄資坪井翔YH5kg1分28秒8381564Modulo Epson NSX-GTナレイン・カーティケヤン牧野任祐DL1kg1分29秒309
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