ベントレーは、2018年のGTレースに投入する新型コンチネンタルGT3を発表した。新型コンチネンタルGT3は今年9月のフランクフルトモーターショーで発表された新型コンチネンタルがベース。最新のポルシェ・パナメーラと構造を共有している。ベントレー・モータースポーツと2013年末に初レースを行った初代コンチネンタルGT3の開発を担当したMスポーツが共同で開発を行った。
2代目ベントレー・コンチネンタルGT3は、来年4月にモンツァで開催されるブランパンGTシリーズ耐久カップの開幕ラウンドでデビュー予定となっている。ベントレー・モータースポーツのを率いるブライアン・ガッシュは「コンチネンタルGT3で4年間の成功を収めた後、我々は第2世代のマシンを発表できることに興奮している」とコメント。「新型車は、さらにパフォーマンスを追及するために全てのエリアとシステムに手を入れており、初期テストの結果は有望だ」新型コンチネンタルGTの市販車が新しいレーサーの開発の出発点となっており、エンジニアリング開発作業はベントレーの完璧な水準を満たしている」新型コンチネンタルGT3は、4リッター ツインターボV8エンジンを搭載。アルミニウム構造のボディは1300kg以下まで大幅に軽量化されている。「我々は市販車で軽量化を図り、それをレースカーに移行することができた」新型コンチネンタルGT3は、6ヵ月の開発プログラムのなかで24時間耐久のシミュレーションを含め、すでに2回のテストを実施している。価格はまだ発表されていないが、ブライアン・ガッシュは“競争力のある”価格を約束している。新型コンチネンタルGT3は、Mスポーツのファクトリーチームが最初にレースを行い、来年6月にカスタマーチームに出荷される。Mスポーツは、新型コンチネンタルGT3でブランパンGTシリーズ耐久カップ、インターコンチネンタルGTチャレングに参戦。だが、2月のバサーストで開催されるインターコンチネンタルGTチャレングの開幕戦にはホモロゲーションが間に合わないため、初代のマシンで参戦することになる。また、ブランパンGTシリーズのスプリントカップへの参戦は予定していない。「我々は2018年の開発の年と見なしている。耐久イベントに集中したいのはそれが理由だ」初代コンチネンタルGT3は、今年SUPER GTのGT300クラスに参戦。来年の鈴鹿10時間では新型コンチネンタルGT3での参戦が実現するかもしれない。
全文を読む