2018年のスーパーフォーミュラが開幕。4月22日(日)に鈴鹿サーキットで決勝レースが行われ、山本尚貴(TEAM MUGEN)がポール・トゥ・ウィンで開幕戦を制した。2018年からスーパーフォーミュラは2スペックタイヤ制を導入。1大会で使用できるのはソフトとミディアムの新品を2セットずつ、また前戦からの持越しドライタイヤ2セットの合計6セットとなる。
持ち越しタイヤは、ミディアムタイヤでもソフトタイヤでも新品がOKとなるが、開幕戦で使用できる持ち越しタイヤはユーズドタイヤとなる。特に開幕戦は300kmと長いレースとなるため、タイヤ戦略が鍵を握ることになる。51周の決勝レースは13時50分にスタート。上位6台はミディアムタイムでのスタートを選択。9名のドライバーがソフトタイヤでのスタートを選択した。スタートではポールポジションからスタートした山本尚貴(TEAM MUGEN)が好スタートを決めて首位をキープ。2番手にはチームメイトの福住仁嶺、3番手には5番グリッドスタートの塚越広大(REAL RACING)が浮上。3番グリッドからスタートした野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)はスタートで失速して順位を下げる。3周目に塚越広大が福住仁嶺をメインストレートでパスして2番手に浮上。後方でもいくつかオーバーテイクは見られるが、レースはしばらく膠着状態となる。12周目にソフトタイヤでスタートした山下健太が最初にピットイン。以降、ソフトでスタートしたドライバーは続々とピットインを行う。20周目には2番手を走行していた塚越広大がピットイン。ミディアムからソフトに交換して10番手でコースに復帰。2ストップ戦略を採った模様。トップの山本尚貴は2番手の福住仁嶺に約15秒差をつける展開。25周、ソフトタイヤでスタートした関口雄飛がピットイン。ソフト勢が全員ピット作業を終える。だが、直後にチームメイトの平川亮がインを突こうとして接触。平川亮はリタイア、関口雄飛はレースを続行する。32周目、2番手を走行していた福住仁嶺がピットイン。しかし、ピット作業に手間取り、11番手でコースに復帰する。翌周にはトップを走行していた山本尚貴がピットイン。トップでコースに復帰する。一方、福住仁嶺がスローダウン。ギアボックストラブルでリタイアとなる。35周目に塚越広大、38周目には山下健太が2度目のピットストップを実施する。43周目には国本雄資が給油のためにピットインを行う。その後、後方では各所で好バトルが展開される。優勝はポールポジションからスタートした山本尚貴。終始レースをコントロールして2年ぶりの通算4勝目を挙げた。2番手には14番グリッドからスタートした関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がわずか1.720秒差まで迫った。3番手には野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が続き、表彰台を獲得した。2018年 スーパーフォーミュラ 開幕戦 鈴鹿 決勝 結果PosNoNameTeam116山本尚貴TEAM MUGEN219関口雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL35野尻智紀DOCOMO TEAM DANDELION RACING41石浦宏明P.MU/CERUMO・INGING565伊沢拓也TCS NAKAJIMA RACING617塚越広大REAL RACING73ニックキャシディKONDO RACING836中嶋一貴VANTELIN TEAM TOM分S94山下健太KONDO RACING1018小林可夢偉carrozzeria Team KCMG1137ジェームス・ロシターVANTELIN TEAM TOM分S126松下信治DOCOMO TEAM DANDELION RACING132国本雄資P.MU/CERUMO・INGING1450千代勝正B-MAX RACING TEAM158大嶋和也UOMO SUNOCO TEAM LEMANS167ピエトロ・フィッティパルディUOMO SUNOCO TEAM LEMANS1764ナレイン・カーティケヤンTCS NAKAJIMA RACING 15福住仁嶺TEAM MUGEN 20平川亮ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
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