福住仁嶺は、初のスーパーフォーミュラの予選で2番手タイムを記録してフロントローを獲得した。ホンダの育成ドライバーである福住仁嶺は昨年GP3を3位で終え、今年はF2選手権にステップアップ。日本でもスーパーフォーミュラに初参戦し、“今最もF1に近い日本人ドライバー”としてF1参戦に必要なスーパーライセンスポイントの獲得を目指す。
レッドブルの契約ドライバーでもある福住仁嶺は、今年のスーパーフォーミュラにTEAM MUGENからレッドブルカラーのマシン、レーシングシーツで参戦する。午前中のフリー走行を7番手で終えていた福住仁嶺は、予選では各セッションを上位で通過。Q3ではチームメイトの山本尚貴にわずか0.08秒差で2番手につけてフロントローを獲得した。「フリー走行からの流れを考えると正直2番手にいけるとは考えていませんでした」と福住仁嶺は語る。「ただ実際に予選が始まってニュータイヤを装着したところ、1回目のニュータイヤはすごく苦戦したんです。ですが2回目(のニュータイヤ)はタイムを伸ばすことができて、なんとなく雰囲気をつかむことができました。ただ最後にソフトタイヤでギリギリ山本(尚貴)先輩に負けてしまったのですが、タイムを見てみると、2番手というのは正直悔しいです」「僕にとって、明日は初めてのスーパーフォーミュラでの決勝なので、不安要素が多いですね。でも、レース戦略で不安というのではなく、レースペースに不安があります。自分が大丈夫かどうかまだわからないし、どうやって50周ちょっとをタイヤマネージメントするかわかっていないので。実際、テストでロングランをしたときはそんなに良くなかったんです。正直、その部分での不安があります」関連:【スーパーフォーミュラ】 開幕戦 予選:山本尚貴がポールポジション!