2018年のスーパーフォーミュラの開幕戦が鈴鹿サーキットで行われ、ホンダのエンジンを搭載する山本尚貴(TEAM MUGEN)がポール・トゥ・ウィンを達成した。前日、初夏を思わせる日差しの下で午後3時45分からノックアウト方式の公式予選が行われ、#16 山本尚貴(TEAM MUGEN)がポールポジション、スーパーフォーミュラデビュー戦を迎えた#15 福住仁嶺(TEAM MUGEN)が2番手と、フロントローに並ぶこととなった。
2018年のスーパーフォーミュラの開幕戦が鈴鹿サーキットで行われ、ホンダのエンジンを搭載する山本尚貴(TEAM MUGEN)がポール・トゥ・ウィンを達成した。前日、初夏を思わせる日差しの下で午後3時45分からノックアウト方式の公式予選が行われ、#16 山本尚貴(TEAM MUGEN)がポールポジション、スーパーフォーミュラデビュー戦を迎えた#15 福住仁嶺(TEAM MUGEN)が2番手と、フロントローに並ぶこととなりました。また#5 野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、#65 伊沢拓也(TCS NAKAJIMA RACING)、#17 塚越広大(REAL RACING)と続き、ホンダ勢が予選上位5番手までを占めました。シリーズ第1戦の決勝レースは快晴の日曜日、午後1時50分から始まりまった。スタート合図とともにフロントローの山本尚貴と福住仁嶺がうまく加速し、レースをリードした。3番手の野尻智紀は加速に失敗し、大きく遅れて集団に取り込まれてしまった。その後2ストップ作戦を選び燃料が軽い状態でレースを始めた塚越広大が福住仁嶺の前に出た。山本尚貴は首位を譲らず、ミディアムタイヤからソフトタイヤへの1ストップ作戦で51周300kmを走りきり2年ぶりのポールトゥウインを飾った。福住仁嶺は32周目、電気系のトラブルでスローダウンし、リタイアした。いったん順位を大きく下げた野尻智紀が後方から追い上げて順位を回復し、3位入賞を果たした。5位に伊沢拓也、6位に2ストップ作戦をとった塚越広大が入賞し、山本尚貴、野尻智紀とともにシリーズポイントを獲得した。山本尚貴(優勝)「本当にうれしい優勝です。スタートの前から、自分たちとは違う戦略をとってくるチームがいるだろうなと予想はしていました。もし前に行かれても結果的に勝てるだろうと思えるほどマシンに手応えがありましたが、後ろを走ればタイヤを傷めてしまうので、それだけは避けようとがんばりました。勝ったとはいえ決して余裕があったわけではなくて、もっと周回数があったら、もしかしたら違う結果になっていたかもしれない展開でした。次のレースに向けてデータを分析してチームと万全の準備をします」野尻智紀(3位)「予選3番手というポジションが悔しかったほどにマシンの調子が非常によかったので、決勝レースで取り返しのつかないミスをしてしまったことを後悔しています。スタートで遅れてしまい前方にマシンがいる状態で走るとダウンフォースが得られず、本来のペースが全く出せなくなってしまいました。前のマシンがピットに入って一人で走る状況になると、ペースが上がってあっという間に前に追いついていけました。マシンの状態に手応えがあったので残念ですが、この経験を次のレースにつなげたいと思います」佐伯昌浩 (プロジェクトリーダー)「開幕戦でポールトゥウインを飾れたこと、大勢のドライバーが選手権ポイントを獲得できたことをたいへんうれしく思います。今年はタイヤが進化してエンジンにかかる負荷も大きくなったので、それを考えてエンジン開発を行いましたが、その効果が結果として出たかなと感じています。この鈴鹿の開幕戦は、昨年よりも50kmもレース距離が長くなり、さらに今シーズンはソフトとミディアムのタイヤ2スペックをどちらも使わなければならないという規定変更がありました。それを戦略としてどう受け止めるか、チーム毎に作戦が違い、結果的にレース結果は予選結果よりもばらけてしまいましたが、山本選手はきっちりポールトゥウインを飾ってくれました。今シーズンに向けていいスタートが切れたので、チャンピオンを目指してこの調子で戦います」
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